猿にど突かれた話
こんばんわー!
廃墟系エッセイストの廃墟ざいおんです!
今日は本当に廃墟探索を始めたばっかりの時の話をしたいと思います。
このちょっと後くらいのお話ですね。
この↑投稿も可哀想な話なので是非読んでください。
一眼レフをゲットして凄く行動範囲が広がった私は調子に乗っていて
廃墟ブログの人の記事を見て
大分の某ロープウェイ廃墟に行ってみたくなったんですね。
ロープウェイという事は登山なんですよ。
そして私は出来る限りの下調べをしてみたけどあんまりよくわからなくて←
とりあえず行きました。(持ち前の行き当たりばったり感)
友達も居ないのでとりあえず山登りをするっていう意気込みだけ持って1人で大分へ!
季節は10月中旬。
虫も少ないし草木も枯れてるでしょう!(全然虫も居たし全然茂ってた)
某遊園地の隣の山に廃ロープウェイがあるのですが、
現役遊園地の陽気な音楽が聞こえる隣で
私はこの鬱蒼と茂った荒れた山にどこから入るのか車でずーっと通りながら山沿いを見てみたのですが、
わからんので(とにかくわからん)
とりあえず近くに車を停めて、ロープウェイの形跡を見つけてそれを辿って行けば着くだろう!と思って入れそうな所から山の茂みの中に突入。(ガッサー)
上を見ながら闇雲に歩いてると、ロープウェイの鉄塔?みたいなのが見えて、そこにロープが続いてるのが見えました。
それに沿って山の中を歩き始めます。
山登りスタート。
でも10月だというのに植物がめちゃくちゃ元気。すんげぇ茂ってて、竹が多いから歩きづらいし、ロープウェイのロープに沿って歩く事が難しい。
ていうか道がないからもうロープ目印にするしかない。
30分くらい道なき道を登っていると
ついに目印にしてたロープウェイのロープの先が
茂った木や竹で塞がれてしまい
先が見えなくなってしまったんですね。
ロープは先が全く見えない薮の上を通っている。
この薮抜けないと先に行けないのかな?
えーどうしよう10月なのに薮がやる気満々で、ナタとかカマとか持ってないのに抜けられるかな?!
藪を避けて遠回りして山登るか?って思ったけど、方向音痴の私がロープを見失ったら遭難するんじゃない?!って怖くなり、どうしようか考えていたら、近くの木に猿いた。
遠くから私を見ている。
野生の猿と目を合わせちゃいかんって聞くのであんまり見ないようにして、
意を決して薮に挑む!!
行くっきゃない!!
うりゃー!!(突撃)
枝や蔦や竹や木が密集した薮に入ってみたけど、空も見えないし右も左も前も後ろもわからない。
ていうか絡まって進めない。
頑張って押し切って進もうとするけど、もがけばもがくほど薮に絡まり
かぶってたニット帽は脱げ
ひとつ結びにしてた髪の毛に枝が刺さり動けなくなって
本当にどこから入ってきたかわからないし出口も見えないしパニックになった私は
うわぁぁあってなりながらとりあえずここから一旦出なきゃ!!って必死でもがいて薮からなんとか飛び出した時、
出れた!!!!って思ったら、
さっき猿が居た木の真下に飛び出たみたいで、
ギィーー!!!っていう猿の叫び声と同時に
おもいっきし猿に頭をど突かれた。
いってーーー!!!(怒)
薮に絡まって苛立ってた事と猿にど突かれた事で猛烈に腹が立ち
頭の上の木の枝にいる猿を睨みつけながら
猿と睨み合いながら
薮、無理!!と判断した私は
藪と猿を避けて左側に逸れながら山を引き続き登り
滑落しそうな山道を歩いて歩いて
銀杏の実の臭さと
蚊に襲われながらも
なんとかロープウェイのリフトまで辿り着きました。
猿にも殴られ1時間くらい登り続けて瀕死の私。
ロープウェイの待合室に到着した時には完全に戦意喪失。
マジで帰りたい(泣)
なんかブログではゴンドラとか機械室とかあるって事だったんだけど
元々下調べ全然してないしどこまで登ったらゴンドラがあるかも知らなかった私は、
機械室の前に居たでっかいカマキリを見た瞬間
何もかも嫌になり
ここで下山を決意←え
もうこれ以上歩けない←え
帰りもよくわからなかったけど、とりあえず山の麓の現役遊園地の音楽を頼りに山を降りていたら
なんか神社に行き着いて、
神社の方を歩いて行ったら、
びっくしするくらい普通に道があり元の車を停めた場所に出てきた。
え?
この道通ったらあんなバカみたいな薮とか長い険しい山道歩かなくて済んだのでは?
後から師匠Yスケさんに聞いたら
え?そこそんなに登山時間かからないよ?って言われて
しかも最終到着地で私が諦めて下山した上の↑写真見せたら
え?ここからゴンドラすぐそこだよ?
全然目の前だよ?
って言われて
私のこの苦労なんだったの(白目)
下調べめちゃくちゃ大事大事だなって後からしみじみ思いました。
せっかく行ったんだから見たかったゴンドラ(泣)
そこがメインなのに(泣)
未だにリベンジ出来てないんですよねこの物件。
ちょっと流石にトラウマで。
でも行かねばとは思っています。
因みにこの時下山したあと、
ボロボロの私は大分の温泉に真っ直ぐ向かい
疲れと擦り傷だらけの蚊にボコボコにされた身体を温泉で癒やしました。
シャワーを頭にかけたら髪の毛から木の枝めっちゃ落ちてきてわろた。
以上。
猿にど突かれた話でしたー!
まったねー!
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