#詩
カラスカタビラの花壇よ長く麗しく
季語:花壇(三秋)
からすかたびらのかだんよながくうるわしく
季語が決まらない花壇とは、秋の花々を咲かせたところという意味の季語です。別名で花畠や花園といっても同義です。面白いことにお花畑というと夏の高山植物を指す季語になります。誰が考案したものやら首をひねりたくなりますね。
季語本来の意味合いでは「花々」ということなので、1種類では花々とは言えません。実際は他の草花も植えられている(下の方
月まで行け行け秋の麒麟草よ
季語:秋の麒麟草(初秋)
つきまでゆけゆけあきのきりんそうよ
月も秋の季語なので、季語重なりの反則を犯しています。反則なのですが、もう片方の季語「秋の麒麟草」の印象を強く表現することで、主役をはっきりさせようと試みました。「秋の麒麟草」とは背高泡立草のこと。
カバー写真は一部の切り取りになってしまいますが、これが全景です。この群生ぶり、成長ぶりをみたら、月まで行ってしまえと応援もしたくなりま