湖上よりヴィオラの調べ鴨の陣（第11現代語俳句メール句会参加）

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湖上よりヴィオラの調べ鴨の陣

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疫病に余白ばかりで日記果つ

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冬霧に球体ならべ灯る街

一部改変しました

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冬浅し駅にあらわるアキレス腱

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今際さえ山茶花の見た夢の日か

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#俳句 #haiku #詩歌 #冬 #現代語俳句 #現代語俳句の会

人類の系譜のように乱れ萩（第10回現代語俳句メール句会参加）

川岸の時を止めるか秋桜

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落日の手引きで垂れる栗の木よ

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胡桃ひとつ握る手になる年月か（一部、改変しました）

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黄昏の窓ふるわせて雁の声

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人類の系譜のように乱れ萩

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#俳句 #haiku #詩歌 #秋 #現代語俳句 #現代語俳句の会

現代語俳句メール句会 第１０回 結果発表

「現代語俳句メール句会」と題して、メールによる句会を開催しています。

今回は６名のみなさんに全３０句をお寄せいただきました。

以下その結果発表です。

現代語俳句メール句会 第１０回
２０２０年 １０月

ご参加のみなさんの選と講評です

《悠凜さん選》

◎ 特選句 ◎

陽だまりを切り子細工に枯木立
一太郎

切子細工を通したような陽の光のプリズムが、寂しい枯木立の景色を照らしている光景が

【Twitterに投稿した俳句】
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宵闇を押し退けてゆけ上り月
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鈴虫の声か平伏す生活音
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泳ぐぞと意気込む皿の真鰯か
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秋 #俳句 #haiku #習作 #現代語俳句 #現代語俳句の会

賑わいの影に寄り合う露草よ（第9回現代語俳句メール句会参加）

空がさまざまな表情を見せるようになりました。雲の顔つきを眺めていると、ひとこと「空」とだけ言った空間に無限の奥行きと広がりがあることを思い知ります。風もそう、空気もそうです。この一語の枠に収まらない自然の豊かさを表現したくて、俳句を細々と続けています。
季節はすっかり秋になりました。センチメンタルな季節、と使い古された表現だけど、そうとしか言いようがありません。せめてセンチメンタルにも幅と奥行きを

ハヤブサの影　深閑の湖畔林

正直に言うと、ハヤブサと鷹の見分けも付きません。

申し訳ありませんが、なんとなくハヤブサかな？と

思えた鳥が見えた物で。

写真は、先日の支笏湖行の際に写した写真です。

【Twitterに投稿した俳句】
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秋雲よ『ウェルテル』めくる手には染み
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落陽の弧に倣ってか秋の蝶
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町並はおぼろサルビアの魔力で
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秋 #俳句 #haiku #詩歌 #現代語俳句 #現代語俳句の会

歌仙〜表六句「秋の声」

吉田翠さんにお声をかけて頂き「歌仙」というものに挑戦してみました。

本来は36句を詠み繋いでいくなかなか大変な文芸なのですが、今回は冒頭の6句「表六句」のみ。五七五と七七を交互に連ねていきます。

その中にも季節の流れ、詠まなくてはいけない内容、詠んではいけない内容、前句との関係、一句の格調・調べ・完成度、など様々な制約がついて回ります。

正直、始める前は「難しそう〜」以外の気持ちがなかったの

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◯俳友も楊枝をするり水ようかん〔俳句の日に〕
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◯暑き日よ陰をジグザグたどる道
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◯四人目のアイスコーヒーたのむ声
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夏 #俳句 #haiku #習作 #現代語俳句 #現代語俳句の会

バイバイのあとも佇む百日紅（第8回現代語俳句メール句会参加）

8月の投句会に投稿した俳句です。うだるような暑さが続き、なかば熱中症の一歩手前で踏みとどまりながら生活しています。創作するには集中力が必須ですが、暑さに根こそぎ持っていかれております。なけなしの気力を句に込めて……集中！

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ではまいる

蓮池よ人々照らす千々の花◯

過ぎたこと飲みほす宵のジャスミン茶◯

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◯立ち話途切れた下に昼顔か
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◯漂泊はクリームソーダの境目で
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◯古傷を焼け肌に埋め谷崎忌
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夏 #俳句 #haiku #習作 #現代語俳句 #現代語俳句の会

【Twitterに投稿した俳句】
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◯温風ぞ跳ねのけた手のぬくもりは
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◯この日くらいリセット許す梅雨晴れよ
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◯さるすべり咲く滑りゆく日の髪留めか
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夏 #俳句 #haiku #習作 #現代語俳句 #現代語俳句の会