2020年8月の記事一覧
【俳句エッセイ】星合
星合よ脳内再生される曲 白月季語 星合《初秋》
突然ですが、音楽は好きですか?
僕は、多少ギターをしてみたことはあるけれど、Fがクリアに響いてくれないくらいの聴く専です。
さらに、これというジャンルもなく、邦楽洋楽、古今東西、その時々のいわゆる流行曲を幅広く聴いている感じの、「趣味は音楽鑑賞」と言ったものの、何聴くのと言われたら、「えっと…音楽」としか答えられない聴き方です。
そんな
いつぞくる炎風迎えてバスを待つ
問題は交通手段メガネを買い換えた。度もすすみ、乱視も混ざり、盆休みもあったため、注文から完成まで2週間近くかかった。それだけに、今日の受け取りの儀式(予約)には遅れずにきちんと着きたい。
問題はどうやって行くか、である。
近所の眼科で処方箋を作ってもらい、引っ越したばかりなのでいいメガネ屋さんを教えて欲しい、とお願いした。紹介してもらったメガネ屋さんは、えらい遠かった。
いや、車を運転できれ
【俳句】稲妻(いなづま)
稲妻よ帰途で初めて気づく意味 白月季語 稲妻《三秋》
三秋というのは、初秋・仲秋・晩秋のどの時期でもOKよという意味です(多分)
つまり稲妻は秋の季語なのですね。ちなみに雷は三夏、つまり夏の季語です。
同じ事象でも、呼び名の違いで季節も違うという面白い季語ですよね。
さて、それではなぜ「いなづま」が、秋の季語なのでしょう。
これは、いなづまの漢字表記『稲妻』にヒントが隠されていま
雲の峰隠れてもなお富士は富士
一週間遅れで父に会いに行ってきた。
祖父母も同じ墓に眠る。
実際は車だが、この駅を見ると思い出す。
小学二年生。三歳の弟の手を引いて、たったふたりで東京からここまでやってきた事はやはり忘れていない。
母の出産予定日が近づき、わたしと弟はここに預けられた。
八歳と三歳の道中だ。この駅に着いた時、緊張がゆるんで泣きそうになった事は忘れられない。
曽祖母が亡くなり、町の集会所として使用して貰っていた祖