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みなさんの現代語俳句 ~作品・記事集~

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現代語俳句の会の作品・記事集です。 #現代語俳句の会 のタグをつけて頂いた作品・記事を納めています。 2019年12月分より。
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2020年5月の記事一覧

◯心ひとつ向かう閉鎖の夏の富士

時事俳句に挑戦してみました。現代語俳句の会の皆さん、ご指導ありがとうございます! #俳句 #haiku #現代語俳句 #現代語俳句の会

冬眠は黒き丸き点あとは白

冬眠は黒き丸き点あとは白

あしたから社会が動き始めるという地域の方も多いと思います。

そんな折ですが、冬眠の気持ちをupしてみました。

雪一色になった外界に耐えるために、

目を閉ざして、

ねむるしかない。

そしてそれは、けして不幸なものではない(はず)。

ついでに胃袋も、活動停止。

すべての感情も、ねむらせて。静かな世界に入り。

無だけど、ほんとの無じゃない。

しんと、丸まって、白い世界をやりすごし、ほん

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日々、是、指導を受けての俳句

日々、是、指導を受けての俳句

季語と五七五でいいんだよ。
いやいやそれは悪魔のささやきだ←

noteに来てから暫くして俳句に触れるようになった。
自分で詠むようになる前から短歌、そして長歌にも手をだして日本のいわゆる詩歌に触れるようになった。
拙くも自由詩を書いてきた者として、今時点で感じることについて書いてみたい。

昨年矢口氏が主催する「いちごつみ一行詩」に参加した折、問題になったのは「一行詩と自由律俳句の違い」だ。

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重ね着を剥がしてくよなメールの来

あたたかな風に、重たい上着を一枚脱ぎたくなるような頃、
暖房もそろそろいらないねみたいな頃、
の独特の空気感

みたいな便りがたまにあります。
あります。

かさねぎをはがしてくよなメールのく

*句の部分は他媒体に既掲載です ご了承ください

わたしの初夏 投句

わたしの初夏 投句

投句会に参加します。
句またがりが苦手。でも今回は、またぐまたがないと言うより、全体で17音とする詠み方に挑戦😎

麦の秋風ひこうき雲が追った
【麦の秋風】初夏

サイダーの泡口すぼめる幼子
【サイダー】三夏

ある年の初夏マスク焼けたくましく
【初夏】初夏

できてるかどうかわから〜ん😒
#フリー俳句投句会 #現代語俳句の会 #そんな初夏もあったねと #子供達は昔駅伝の練習でマスク着用だっ

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現代語俳句を詠むということ

現代語俳句を詠むということ

おはようございます、笹塚です。急に暑くなってきました。真冬生まれのせいか暑さは苦手で、さっそく扇風機が活躍しています。

さて、私は今「 #現代語俳句の会 」に参加しています。そこで今日は現代語で俳句を詠んでいく中で日頃感じていることを書いてみようと思います。

一瞬という点を収める俳句を始めてから、日常の風景を見る視点が変わった気がしています。格好つけていえば「花鳥風月にこころを傾ける時間が増え

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ばらの芽のやはらかすぎる夏一番

(棘もやはらか)

夏を含んだ日差しなど、尻目にもかけず。子供時代に留まって。

エレーヌ・エルじゃないけど、

そういう子、います。ノスタルジア。

端午の節句~回想と希望と鼓舞と~

端午の節句~回想と希望と鼓舞と~

 
 
 
まあ、私は兄弟おりませんし、つまり甥っ子や姪っ子もおりませんし、我が家は高齢化の一途を辿り、子ども自体がおりませんが(苦笑)

来年は、思い切り外で元気に遊べる『こどもの日』が戻っていると信じて、簡単に俳句モドキを一句w
 
 

子らの声鯉のぼりより高く飛べ 
 
 
そして、一昨年に Kusabueさんと吉田翠さんとコラボさせて戴いたnoteも置いておきます(*´ω`*)

現代語俳句投句会 第4回 結果発表

現代語俳句投句会 第4回 結果発表

「現代語俳句投句会」と題して、
現代語で詠んだ俳句を募集しています。

第4回は4名のみなさんに全25句をお寄せいただきました。

以下その結果発表です。

現代語俳句投句会 第4回
2020年 4月

◎ 特選句 ◎

小包をほどく笑顔に春が来る
笹塚心琴


書きかけの恋文にひとひらの花
笹塚心琴

花さそう「今の私を見ておゆき」
悠凜

鐘霞千の祈りのおりづるよ
吉田翠

春雷ぞ身にほとば

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