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みなさんの現代語俳句 ~作品・記事集~

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現代語俳句の会の作品・記事集です。 #現代語俳句の会 のタグをつけて頂いた作品・記事を納めています。 2019年12月分より。
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2020年2月の記事一覧

家までと明かり差しだす早梅よ(第2回現代語俳句投句会参加)

家までと明かり差しだす早梅よ(第2回現代語俳句投句会参加)

2月も俳句を詠んでみました。季節を楽しんでみようと、先月よりも少し肩の力を抜いて。

↓コチラの句会に参加↓

Kusabueさん、いつもありがとうございます!

今回は5句です。なかなか難しい。俳句仙ならぬ俳苦戦でございました。この投句会ではひとり10句まで投稿できます! では参る。

家までと明かり差しだす早梅よ◯

寒鯛を師と仰ごうか不惑まで◯

シャツにまでかすかな湿り春支度◯

ひとり急

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現代語俳句投句会 第2回 結果発表

現代語俳句投句会 第2回 結果発表

「現代語俳句投句会」と題して、
現代語で詠んだ俳句を募集いたしました。

第2回は5名のみなさんに全32句をお寄せいただきました。

以下その結果発表です。

現代語俳句投句会 第2回
2020年 2月

◎ 特選句 ◎

電話した南天の実がなってると
ユッキー

家までと明かり差しだす早梅よ
矢口れんと

寒鯛を師と仰ごうか不惑まで
矢口れんと

凍てついた空気とかして萌える芽ぞ
悠凜

いさぎ

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二月の投句会&せんせとおばちゃんの会話

二月の投句会&せんせとおばちゃんの会話

kusabueさん主催の2月投句会への参加作品です。

今月は鴨川に一泊旅行したので、半分はそこで詠みました。

房総の海鳥がよぶ明日の春
【明日の春】晩冬

波走り人も走るか冬おくり
【冬送り】晩冬

湯けむりに恥じらい隠す朧月
【朧月】三春

花便り人のこころに夢便り
【花】晩春

手を洗い遠くをみつめ春おもう
【春】三春

喧騒に春告草よ凛とあれ
【春告草】初春

咲かせては祈り続けた沈

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俳句 春 十句

俳句 春 十句

鷺の巣に手を伸ばしたらそよぐ声

春雷よ私の恋をごまかすな

東風を知り戻れぬ日々にただ涙

放課後の口笛とける春の闇

厳しさは優しさだった春一番

芽吹きとは前を向くための道標

寄り添うとすぐにほころぶ梅ときみ

遠い自由に憧れるしゃぼんだま

前髪を乱して笑う風車

風船をねだった日々に添えるうた

現代語俳句投句会 第1回 結果発表

現代語俳句投句会 第1回 結果発表

「現代語俳句投句会」と題して、
現代語で詠んだ俳句を募集しました。

第1回は5名のみなさんに全30句をお寄せいただきました。

以下その結果発表です。

現代語俳句投句会 第1回
~2020年 1月~

◎ 特選句 ◎

凍て蝶か病衣をさする手の無力
矢口れんと

着ぶくれて嬉しい夜の散歩道
笹塚心琴

冬の虹たったひとつの夢がある
笹塚心琴

女こそおしくらまんじゅう押し返せ
吉田翠

友たち

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俳句 梅 十句

俳句 梅 十句

ぷっくりとふくれる頬と梅つぼみ

梅の香が考えごとをさえぎる夜

生き急ぐこともあるまい花の兄

目覚ましに梅干しひとつ受験生

手のひらに梅の花びら母わらう

ペンネームの由来にした梅便り

からころと楽しい梅の花の散る

冬の梅こころのみなも揺らめいて

春告げる風が吹くから前を向く

梅の咲くわけはあなたのその笑顔

咲きてぇと空に目がけて梅の声
咲こうぜとたがいに光めざす梅
咲いたぜと誇らしそうに梅の顔

勝手にウメオシリーズwww

咲かせてと言わんばかりに梅の花
咲きましょう空に放つは梅の香ぞ
咲いたわとほこらしそうに梅の声

勝手にウメコシリーズw
駅までの道すがら、綺麗に垂れた梅の花発見。いつも花が綺麗なお宅。
さすがに撮影は😅ってことで、昨年の別場所の使い回しw
微妙に『ぞ』の女も目指してみましたw

書き初めはメモ帳とペン空の下(第1回現代語俳句投句会参加)

書き初めはメモ帳とペン空の下(第1回現代語俳句投句会参加)

Kusabueさん主宰の現代語俳句投句会に参加させて頂きました。記念すべき第1回、Kusabueさんご開催おめでとうございます。そして丁寧な講評をありがとうございましたm(__)m

参加するきっかけは、時折参加させて頂いていた「自由律俳句いちごつみ」でした。せっかく皆さんと句会をするのであれば、自分自身がスキルアップして引き出しを増やした方が楽しく参加できると思い挑戦してみました。僕は今回4句詠

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春待てば母の手うごきひめくりよ

春待てば母の手うごきひめくりよ

kusabueさんの投句会に出した句を推敲しました。

春を待ち母が手にするひめくりよ

こちらの句ですが、kusabueさんにご指摘いただいたように中の七が弱いです。景が弱い。
そこで推敲してみました。

春待てば母の手うごきひめくりよ

この句について少し書いてみます。
もともとここでの「母」とは、「母たる我が身」が自分の中で強い。

苦しみ、困難。それらを乗り越えたなら。そういった意味での春

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現代語俳句投句会(1月)に参加しました

現代語俳句の会に参加させていただきました。

締め切りぎりぎりに投句…間に合ってよかったです。

草笛さん、今回も企画ありがとうございます。

以下、1月分の投句です。

元日は この甘酒と 初詣
年賀状 当たる切手は 恩師より
初出勤 しばれる手と手 脳みそも
酌み交わす 憧れの人 風花に
春よ来い 私の心は 冬の梅

最近、投稿の頻度が低くなってきて、むむむ…と思っていたのですが、現代語俳句の

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