【漫画感想】ゴールデンカムイの映画見たので漫画全巻読んだ【16~31巻】
1~15巻の感想はこちら。
目次もネタバレ満載なので未読の方は注意!!!
※Amazonリンクカードに書影が表示されなくなっていたので、表紙画像を埋め込んでいます。重くなっていたらすみません。
16巻「人斬り用一郎、不死身の杉元ハラキリショーなど」
DMMブックスにて再読。人斬り用一郎、不死身の杉元ハラキリショー、ウイルタに変装して国境を越えようとするアシリパ達などを収録。
このセリフ痺れた。
国のためと人をたくさん殺してきたのにあっさり裏切られた心情を想像すると切ない。最期のセリフを聞くに、妻と暮らしていた頃からずっと苦しみ続けていたのかな。
少女団で上手く踊れなくて落ち込んだり先輩との別れに泣いたりするゲンジロちゃん可愛い。君首太くない??
アニメで声がつくと可愛さが増してるので、アニメ未視聴の方は必見。
このシーン妙にツボで爆笑してしまった。本当にでかい。
刀でロシアの刺客を次々と切り伏せる杉元カッコいいな。
また刀使って欲しい。
アシリパにやけに優しい尾形が不気味。
アシリパさんにとっての杉元に成り代わろうとしているのか?
17巻「尾形vsヴァシリ、吹雪の中遭難する杉元達、ソフィア登場など」
DMMブックスにて再読。尾形vsヴァシリ、風邪を引いて勇作殿との過去を思い出す尾形、吹雪の中遭難する杉元達、燈台守の老夫婦、ソフィア登場などを収録。
キロちゃんとウイルク、がっつりテロリストじゃん……。
ウイルクの目が綺麗すぎて怖いって。
スナイパー対決では相手の実力を信頼しないと出来ない手段で一歩上をいった尾形は見事。
勇作殿との一件、尾形は罪悪感を感じないって言ってたけど幻影を見ているところを見るとかなり引きずっているっぽい。
無条件に愛してくれたのは勇作殿だけだったのか。
勇作殿の顔がずっと映らないのは顔を合わせると罪悪感で潰れてしまうから見ないようにしているのか?
白石が軽口を叩きながらも杉元との約束を守る為に戻ってくるの熱い。
燈台守の老夫婦の話に月島が思うところありそうなのは、いご草ちゃんの話を思い出してるのか。生きてるかどうかわからない状況で待ち続けるってきっついよな……。
ソフィア、ポケモンで2回進化した後みたいになってる。
どんな鍛え方したんだ。
18巻「関谷輪一郎による運試し、ウイルク達と鶴見の過去の因縁など」
DMMブックスにて再読。毒使い関谷輪一郎による運試し、怪人オベンチョ、ウイルク達と鶴見の過去の因縁などを収録。
キラウシの大事な形見なのに門倉の隠し方が……
土方は度胸と経験で生を勝ち取ったのに、門倉は凶運だけで生き残っちゃったの面白い。
キロランケ達の過去話、日本語を学んだ経緯とソフィアの決意について語られるだけだと思ったら……長谷川さんがまさかの鶴見篤四郎!!? え!??????????
ここ初見の衝撃が凄かった。
素顔を見せ本名を明かすのは彼の誠意を、表情からは彼のフィーナへの愛情を感じた。ここから鶴見はどんどん壊れていってしまったんだろうか。
19巻「亜港監獄脱獄計画、杉元とアシリパ&白石の再会、キロランケの最期など」
DMMブックスにて再読。亜港監獄脱獄計画、杉元とアシリパ&白石の再会、キロランケの最期などを収録。
キロランケ……………
頼もしい兄貴分の姿を見てきた時間の方が長いからつれぇ。
最期にアシリパが鍵を思い出したことを知って、この旅は無駄じゃなかったと思うことができたのは良かった。
アイヌでの穏やかな生活の中でも革命への情熱が消えなかったのは、心にずっとソフィアへの思いがあったのも理由なんだろうか。
杉元・アシリパ・白石のオシッコシャワーシーン、見開きが一枚の絵画のようで美しい。
部下を傷つけられたことに怒りを爆発させたり、キロランケの隠し持った爆弾を叩っ斬る鯉登少尉はめちゃかっこ良かった。
20巻「登別での土方一味vs第7師団、鯉登の過去編など」
DMMブックスにて再読。岩息との再会、登別での土方一味vs第7師団、鯉登の過去編、尾形の逃走などを収録。
「再会の喜びは…ションベンシャワーで!!」←ステキなあらすじ
キロランケ、安らかに眠ってくれ……と思ってたら、
宇佐美の奇行で笑ってしまった。
変態の種類が豊富でなんて良い漫画なんだ。
スヴェトラーナと岩息の大冒険気になる。
鯉登の過去編、薩摩弁のせいで読むのが大変だ……訳もつけてほしい。
鶴見中尉、鯉登との出会いから全て仕込みだったのか?
自分を敬愛する優秀な部下と鯉登パパとの繋がりを作る為だといっても凄まじい労力。
尾形、瀕死だったくせにしぶといな〜〜〜
21巻「市中射撃戦、映画撮影、チカパシとの別れなど
DMMブックスにて再読。市中射撃戦、映画撮影、チカパシとの別れなどを収録。
直前まで殺し合いをしてたのにお絵描きでコミュニケーションする杉元とヴァシリ可愛い。
スヴェトラーナの両親に手紙も無事渡せてよかった。
チカパシと谷垣の別れのシーンはこの漫画で一番泣いた。
帰省中に飛行機の中で読んだのだが、洋服の襟で涙を拭いながら4回読んだのをよく覚えている。
谷垣が先に涙を流して「お前はここに残って自分の本当の家族をつくりなさい」って言うのがもう……その後二瓶の銃を引き継ぐのも熱い。
勃起って言ってるのにこんな感動的なシーンになるなんて……。
アシリパの意志を尊重し一緒に逃亡する杉元。
樺太先遣隊のメンバー全員好きだから、この組み合わせでの旅路をもう少し見たかったな。
22巻「第7師団からの逃亡、平太師匠との一悶着など」
DMMブックスにて再読。第7師団からの逃亡、平太師匠との一悶着などを収録。
致命傷は与えないが攻撃を躊躇わない杉本と、動揺して撃てなかった鯉登少尉の対比に二人の経験の差を感じた。
樺太での旅で情が移っちゃったんだろうな……なんだかんだ楽しそうなシーンもあったし。
金塊騒動が落ち着いたらあの樺太先遣隊のメンバーで飯とか行って、またお互いに憎まれ口を叩いて欲しい。
vs白熊戦、姉畑先生と親分との思い出が傷つけずに退治する鍵になるの面白い。無駄なことなんて何一つなかったんだ。
平太師匠の回、違和感を散りばめてからのあの見開きで初見のとき凄く怖かった。完全にホラー。
白石が美人のお姉さんに反応しないのも伏線だったとは。
そんな筋肉あるように見えなかったのに一撃で杉元の腕の骨をへし折ってるのやば。人格がウェンカムイに切り替わると脳のリミッターも解除されるのか。
この時代だと多重人格への理解も進んでないだろうし、化物に取り憑かれてると見られて迫害されていたんだろうか。
最期にウェンカムイに勝てたのは良かったけど……見返すと「みんな早く逃げて…」って言ってたし本来は優しい性格なんだろうな。
23巻「海賊房太郎を捕らえにいく杉元達、宇佐美の過去、鯉登の覚悟など」
DMMブックスにて再読。海賊房太郎を捕らえにいく杉元達、宇佐美の過去、谷垣とインカラマッの逃亡、鯉登の覚悟などを収録。
ページめくったらこの顔が1ページ丸々表示されるの怖いって。
宇佐美の過去、こっっっっわ。なんなんだコイツ……。
ナガノ先生がこの回を何度も読み返したことはどこかで知っていた。この人も怖い。
造反でも、崇拝でもなく、最後まで見届け見定める道を選んだ鯉登少尉が最高にかっこよかった。この漫画の光。太陽。
月島軍曹の道標となって彼を救ってくれ。
二階堂の腕を隠してキャッキャしてた人と同一人物とは思えない。
出産中に外で待機中の3人気まずそう。
杉元とシマエナガの話、パロディ元はミストだけかと思っていたらドラえもんも入ってたのね。
杉元、ヴァシリのときもそうだけど言葉が通じない相手には本音で話せている気がする。
24巻「房太郎と手を組む杉元達、特殊能力で調査を行う宇佐美など」
DMMブックスにて再読。房太郎と手を組む杉元達、特殊能力で調査を行う宇佐美、札幌に集結する人々などを収録。
鯉登少尉、好きだ。
成長が眩しい……樺太での旅が彼を変えたんだな。
親分と姫の仲が拗れた原因って房太郎だったのか?
房太郎にからかわれて耳を赤くするアシリパさん可愛い〜〜〜って思ってたら、
宇佐美の精子探偵で全部吹き飛んだ。鶴見中尉はどのタイミングでこれを知ったんだよ。
こんな異常者でも心配してくれる菊田さん優しい。
本当に可哀想。これ相手が性病だったらヤバかったな……。
菊田さん、中央政府のスパイだったってことは鶴見中尉から宇佐美へ監視と場合によっては抹殺の指令が言い渡されてそうだ。
尾形はなぜそんな仮装を……罪悪感から自罰的になってる?
25巻「尾形と宇佐美の因縁、札幌ビール工場での犯人確保作戦など」
DMMブックスにて再読。尾形と宇佐美の因縁、杉元一味と土方一味の再会、札幌ビール工場にて犯人確保作戦の決行などを収録。
森の中での杉本、アシリパ、白石の会話良い。
白石、ちゃんと約束守ってたもんな……よかったな……。
尾形お前、相談する相手を間違えてるよ……宇佐美が「尾形は鶴見中尉への逆恨みで邪魔している」って推理していたけど、今までの尾形の行動を見るに真実にかなり近い気がする。
土方一味と合流したあと、皆で布団の上で喋るシーン、修学旅行みたいでほっこりする。一生こんな感じでお喋りしていてくれ。
尾形がアシリパさんを撃とうとした時に勇作さんの幻影が出てきたってことは、やっぱり心の奥底で罪悪感を感じているから?
さまざまな勢力がビール工場に押し寄せて大混乱が起きそうな予感。
26巻「ビール工場での泥酔乱闘、尾形vs宇佐美、24枚目の刺青など」
Kindleにて再読。ビール工場での泥酔乱闘、踏み潰される切り裂き魔、尾形vs宇佐美、連れ去られるアシリパなどを収録。
このシーン酷すぎる。
「パンッパンッパァンッ」「アアッ!!」じゃないよ。
誰にも聞かれないように「私の中の1番の人として死んだ」って言われて1番好きな人の腕の中で死ねた宇佐美は良かったな。尾形に軽い駒って言われてたの気にしてたし。
鶴見中尉、宇佐美のこと最初は駒としか見てなかったのかもしれないけど、ちゃんと大切に思う気持ちはあるように見える。
そして門倉の背中には24枚目の刺青が。集団脱獄の後に彫られたってことはかなり重要な刺青なのでは。
18巻読み返すと背中は映ってなかった……ここ完全に騙された……。
菊田さんから撃たれなかったってことは尾形は中央とも通じてる…?
筋金入りのコウモリ野郎だな、この山猫。
27巻「明かされるウイルク達の死の真相、タイトル回収など」
Kindleにて再読。明かされるウイルク達の死の真相などを収録。
どんなにシリアスな状況でもギャグを欠かさない野田先生、ありがとう。
これ同じ構図だったんだ。記事書いてるときに気づいた。
どちらも子を大切に思う父の顔をしている。
265話が鍵穴から覗いてる形になっているのは、鶴見中尉が誰にも見せていない家族との関係を月島たちが鍵穴から覗いている、と言う状況を表しているのか。
ここでついにタイトル回収。他の誰でも無く鶴見中尉が言うのが熱い!!
ウイルクの仲間たちが互いに殺し合ったの、鶴見中尉の発言が引き金だったのか……。巡る罪。
鶴見中尉、アシリパの心を揺さぶるために出来ること全てやってる感じがするな。ここまでやられたら言ってしまうのもしょうがない気がする。
全部本当なのかという疑問は残るけど。
ウイルク、拷問で顔剥がされたのかと思ってたら実は自分で剥がしてたのかよ。異常なまでの合理性だ。
28巻「花沢勇作童貞防衛作戦、刺青が示す金塊の在処など」
Kindleにて再読。花沢勇作童貞防衛作戦、刺青が示す金塊の在処などを収録。
あらすじ漫画のここ面白い。そりゃややこしいのはわかるけどさぁ!
ここの尾形の笑顔、どう言う感情だ……?
勇作殿が素っ裸で大暴れするような高潔とは遠い男だったから安心したという意味の笑顔なのかな。実際、勇作殿がこんな性格だったら尾形もあそこまで拗らせることは無かったような気がする。
色々な思惑が入り乱れる中、一番勇作さんとは関係値が低い杉本が一番勇作さんのこと考えてるんだな……。
てかこんな衝撃的な出会いなのにお互い覚えていないんかい。
ここ、凄く良いシーンなのにチンチン丸出しなの面白い。
菊田さん……!! スパイなのに最期まで常識人で良い人だったな……スパイ向いていないと思う。
鶴見中尉に杉元があんたを倒すと言ってくれて嬉しかった。
最後の戦いの舞台は五稜郭。刺青人皮を重ね合わせてこんな綺麗に形を作れるように刺青を掘るウイルクの技術が凄すぎるな。
月島は鶴見中尉から聞きたかった言葉が聞けて、もうどこまでも着いていく覚悟を決めてしまったみたい。鯉登少尉、頼むぞ。
門倉の刺青、絶対重要なやつ!!
29巻「五稜郭での戦い、ついに見つかる金塊など」
Kindleにて再読。五稜郭での戦い、ついに見つかる金塊などを収録。
門倉の刺青、やっぱめちゃくちゃ重要なやつだった!!!
門倉が飛んでくる銃弾を紙一重で避けながら進むとこ好き。持っている男。
杉元組の初期メンバーが井戸の底に集まってからの金塊シャワーが感慨深い。樺太でのオシッコシャワーはこの光景を示唆するものだった…?
アシリパの表情が寂しそうなのはついに杉元との旅が終わってしまうからなんだろうな。
ソフィア達や鶴見中尉率いる第7師団も五稜郭に集結。
最終決戦という感じがして、熱くもあり寂しい。
頑張れ皆!!!
30巻「様々なキャラクターの最期、地獄へ向かう暴走列車など」
Kindleにて再読。様々なキャラクターの最期、地獄へ向かう暴走列車などを収録。
怒涛の展開の中、見知った顔が次々に散っていく。悲しい。
都丹の最期、重荷から解放されたような安らかな表情で呟く「静かだ…」で泣きそうになった。
二階堂が救われるには杉元を殺すしかないと思ってたけど、真っ二つになって兄弟と再会することで少し救われるなんて全く想像してなかった。
鶴見中尉、許すと言いながら撃ち込んだ銃弾が全てソフィアの持つ写真のウイルクを貫いていることから、ウイルクへの抑えきれない憎しみを感じる。
チンポ先生!!!!!!!
駆逐艦4隻を1つの大砲で撃破したマンスールは有能すぎ。
31巻「杉元&アシリパvs鶴見、大団円など」
Kindleにて再読。牛山・土方・尾形の最期、杉元&アシリパvs鶴見などを収録。
最終決戦、死亡者の数が凄まじくて悲しい。土方さんと牛山の最期のセリフでまた泣いてしまった。2人とも最期までカッコ良かったよ……。
尾形の最期、自分が今までにした行いが返ってきたのか。
尾形に絡みつく勇作さんは死神のよう。
勇作さんを殺さなければ愛を知って生きていけたのかな……。
指を落としたときの鶴見中尉の顔、切ない。
この顔が誰にも見られていないのが良い。
きっと、部下が死んだときも同じような顔をしていたんだろうな。
杉元が故郷に帰ろうと言ったときのアシリパさんの笑顔が眩しい。
金塊の使い方は予想してなかったがこの漫画らしいオチだなと感じた。
最後までずっと面白いまま駆け抜けていった……。
この作品が読めて良かった。
ありがとう、ゴールデンカムイ!!!!
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