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俳句「サクラ」

花便り今年はサクラサカザル子

 昨日、塾生(私は学習塾を営んでいる)から電話があった。国立大学の2次試験、不合格だったとのこと。塾の経営的に言えば、合格! と掲示できるほうがもちろんよいけれど、持てる力を100%発揮できたと思えたなら、たとえ不合格でもいいと私は思っている。合否は自分ではコントロール出来ないものだ。飛躍のための試練と思おうと伝えた。

 以前、不合格だった生徒にも、君が親になったときに、君のこの体験が活きるときがくるよ、と伝えた。

 ただ、これらのことばは、18歳の子達が受けとめるには、やはり酷かも知れない。必要なのは、教訓めいたことばより慰めだったなと自分の思いやりのなさを反省している。

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