俳句「ムグンファ」
木槿咲きひと日限りの仲直り
艶やかさと清楚さを併せもつ木槿は、韓国の国花であるという。朝鮮語では「ムグンファ」というそうで、「ムグン」とは「永遠・無限の豊かさ」を意味するそうだ。( 世界雑学ノート (world-note.com))
茶道を習っていた頃、宗旦木槿と呼ばれる白い花びらの中心の赤い一重咲きの木槿は、夏の茶席で折々見かけた。茶花の中でも大好きな花の一つだ。
この花は一日花で、朝咲いて夕方には萎んでしまうが、何か韓国と日本との関係のようで切ない。そのときどきの政権によって、歩み寄ったり、距離を置いたりだが、花のようにひと日限りで萎ませず、「ムグン」の仲直りは出来ないものだろうか。