俳句「暦の上では・・・」
立秋や茄子の花の色淡く
暑さの極みではあるが、暦の上では立秋である。わが家の家庭菜園は一坪ほどしかないので、そこに植えられない野菜はプランターで育てている。今年は茄子とパプリカをプランターで育てた。茄子は6月頃から収穫が出来るようになるが、7月頃からだんだん実りが悪くなるので、一度枝を落として根を休ませる。(「更新剪定」と呼ぶらしい)
いつもは8月に行うが、今年は7月早々から花が咲かなくなったので、7月初旬に更新剪定をした。その茄子にやっと花が咲き始めた。しかし、花の色が淡い。まだ茄子は花へまわす養分を抑えて、じっと根を養っているのだろう。「淡々と」ということばがあるが、この茄子の花の色はまさにそういう風情だ。