俳句「きのうと同じ敬老の日」
敬老の日とて介護に大差なく
昨年の句。今年もまったく同じで、母の日であろうと、敬老の日であろうと、特別することに変わりはない。いまは外に連れ出しても喜ばないし、贈物をしても喜ばない。
唯一、喜びそうなものは食べ物だが、寿司や鰻もその日の調子によって食べられないこともあるから、結局は自分が食べることになってしまう。だから、せいぜい「敬老の日○○」と銘打った小さめのケーキや和菓子を買うぐらいである。
だが、大差がないということは、母が一定の状態を維持出来ているということでもある。1年前の嘆き口調のこの句を、1年後の今日は言祝ぐべし。さて、これから「敬老の日○○」を買いに行こう。