水屋箪笥の修理①

画像1 古い物を 又使えるように修理する。しかも古い味を残しつつダメな所は入れ替えたりしながら。水屋箪笥が我が家にやってきたさてどうしてやろう?!
画像2 虫食いの激しい部材と採寸して同じ様に新しい木で作ります。 今回は柾目の通った米栂(ベイツガ)と言う木をチョイス。古色で仕上げて所々木目が浮かぶように仕上げた時に良い表情が出るかな?と思って奮発して購入。(近年の木材の高騰にビックリした)
画像3 この様に切り込みを入れたり、ノミで穴を彫ったりしながら元の部材と同じ形を作ってゆきました。
画像4 竹釘を作り天板を打ち直し。背板も打ち直しです。長年の使用で乾燥も進んだのか背板が割れて隙間が出来たりしてました。元の部材をできる限り使い直してゆきます。元々使用されていた鉄釘は錆びてボロボロ!私が死んだ後も長持ちするように鉄釘でなく竹釘で仕上げてます。
画像5 手前の上の木が入れ直した木ですね。 柿渋に松煤や墨汁など様子を見ながらブレンドして塗ってます。
画像6 前の引き戸も、弁柄と柿渋で塗ってます。枠の白いのはマスキングテープ(ガラスが嵌殺しで取れなくなってます。ユラユラガラスなのでややこしい事して割れたら嫌なので外さずマスキングで柿渋塗ってます)と、今回はここまで。ゆっくり仕上げてゆきます。

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