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謎と句集をつくった。なんで居場所をつくるか振り返ってみた。

こんばんは。宮崎県新富町でフリーの編集者・ライターをやってます、二川智南美(ふたがわちなみ)です。

11月の宮崎はとても過ごしやすく、まさにDIY日和!じゃんじゃん作業するぞ〜!

…と思っていたら、本業を楽しみすぎました(笑)。せっかくなので、一部紹介します。

謎解きイベントの謎とリーフレットづくり

新富町では毎年11/23に、「まつりしんとみ」という年一回の大きなイベントがあります。そこで初の試みとして実施されたのが、謎解きイベント「復活の悪鬼と伝説の末裔たち」。みなさん参加してくれましたか?

こちらは会場で配られたリーフレット。実は私が作りました!イェイ!

そして実は、謎自体の制作にも携わっていました。
こちらが私が作った謎。みなさん、解けますか?

正解はページの最後に!

謎を作るのは初めての経験でしたが、名探偵コナンファン歴20年以上の実力(?)を発揮でき満足。めちゃくちゃ楽しかったです!

句集『ぽぽぽ』を初刊行

実は大学が俳句専攻、現在も月1ペースで句会に参加している、俳句歴13年の私。

「兼ねてから句集なるものを作りたけれど文字だけなんてとっつきにくかろう…」と、あれこれ言い訳して、自分の作品をあまり表に出してきませんでした。

しかし、宮崎には毎年ZINE(ジンあるいはジーン、自主的に作った冊子や印刷物)関連のイベントがあること、絵描きさんと出会ったことで、重いお尻に火がつきました。

句集のタイトルは『ぽぽぽ』。表紙および中のイラストは、樋口史憲さんが描いてくださいました!

句集『ぽぽぽ』

タイトルは、こちらの俳句からとりました。宮崎に移住してから詠んだ中でも、お気に入りの一句です。

白き灰へ壺焼きの汁ぽぽぽ

こちらは20歳のとき、お〜いお茶新俳句大賞に入賞した一句。5000円もらいました。

輪切りして等高線のキャベツかな

こちらは大学の卒業制作で300句詠んだときに褒めてもらった、私にしては珍しい無季(季節を表す季語がない)かつ恋の一句。

厚揚げに箸入れられたような恋

句集が欲しい方いらっしゃいましたら、お声がけください。1冊800円です。

11月の空き家作業

なんと!ようやく!瓦の葺き替え工事が始まりました!!!

一階の瓦を全剥ぎ

5か月くらい待った気がする。台風や秋の長雨のせいで、だいぶ焦らされました。

そしてやはりと言いますか、屋根は傷んでいる箇所が多く、何か所も補修してもらっているようです。金額が膨らみそう…

2階の瓦は下ろすのにクレーンを使うらしく、まだ終わっていません。どうやって下ろすのか、見るの楽しみだな〜。

あとはキッチンを片付けたり、空き家に大量にあった食器や服を引き取りにきていただいたり。

…以上!あれ、今月全然動けてないぞ。12月は動く!水回り完成させる!


なぜ居場所づくりをするのか、居場所ってなんだ?

余白ができたので、少しばかり“なぜ空き家を買ってまで居場所づくりをしようとしているのか”を語らせてください。

私は「対話」「偶然の出会い」が好きです。

対話とは、マルバツを決める議論ではなく、相手の意見を受け入れた上で話すこと。相手へのリスペクトがあるおしゃべりです。

私は性格が天邪鬼な上に、マイノリティ側にしかいなかった人間でして、ルールがあれば、まずそのルールを疑ってかかります。一人ひとりが背景も考え方も大切なものも異なる中で、絶対な正しさも正義も正解もないと思っています。

でも、つい、自分の意見を押し付けてしまいますよね。ネット上では特に。

幸いなことに、私は対話をしてくれる人に「偶然にも」たくさん出会いました。対話のおかげで、自らを知り、多様な生き方を知り、豊かな考え方を手に入れられました。

対話ができるから偶然の出会いを糧にできるとも言えるし、偶然の出会いがあるからこそ対話力が磨かれるとも言えます。

この2つがある居場所が、今の私には欲しいです。だって楽しい場に違いないですよ。出会った数だけ新発見があるんですから。人間ほどおもしろくて難しくて意味不明で奇想天外なものはありません。

そして、不登校だった過去の自分にも欲しかった。ありのままのあなたでいいんだよ、と受け入れてくれる人と居場所がなくて辛かったから。

究極的には自分のためなんですけど。でも私が欲しいなと思っているなら、たぶん、世の中のどこかには同じように、こんな居場所が欲しいなと願う人がいるんじゃなかろうかと思うんです。

誰かのため、なんて漠然とした考えじゃ、誰かのための居場所なんて作れませんからね。私は「私のためでーす!!!」って胸を張りながら、楽しく居場所づくりをしようと思います。

謎の答え:キイロ(黄色)

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