らんこちやんのランラン物語 出生編 新生児のカコちゃんに生理が・・
なんかね
ギュギュされて、ちょっと苦しくて、でも光がさして希望にあふれている所を通って、カコちゃんは生まれたよ
カコちゃんも、ハラ子さんも、ハラ子さんの腰をさすり続けた守さんもがんばりました!
いろいろな人の声が、産科の先生、助産師さん、小児科の先生、実習に来ていた学生さん、賑やかに聞こえてきていた
たくさんの人に励まされて、カコちゃんは生まれた!
カコちゃんは、生まれてすぐ小児科の先生たちに囲まれて、超音波検査受けたけど、らんこたちはなるべく刺激を受けても我慢して反応しない様にしていたから、卵巣は大きく腫れずにいたの
普通にしてていいみたい
ハラ子さんは疲れているみたいだけど、初乳は大事だから、カコちゃんは初めておっぱいをもらったよ
今まで胎盤から栄養をもらっていたけど、ここからは、カコちゃん自身が口から栄養を入れていかなくてはならない訳
らんこの周りには細い毛細血管があって、その血管から酸素や栄養をもらって生きているんだよね
カコちゃんが上手に母乳を飲んでくれたおかげで、らんこにも栄養が届いて一安心、ひと眠りしよう
💤💤💤
「きゃー、血🩸」と、叫ぶハラ子さんの声で目が覚めた
カコちゃんのオムツを交換していたハラ子さん
オムツに付いていた血にびっくりしたらしい
助産師さんをナースコールで呼んだから、助産師さんの声も聞こえてきたよ
「あら、びっくりしましたよね、これは新生児月経と言って、お母さんのホルモンの影響を受けて生理のように血が出ているだけなので、心配しなくていいですよ!すぐおさまります。おっぱいが膨らんでくる子もいるのよー、普通にゆっくり拭いてあげてください」と話してくれた
あー良かった、らんこもびっくりよ!
私達、カコちゃんの卵巣自体は何もしてないから!
でも、不思議よね。
私たち細胞は、ホルモンの指令があれば、こんな赤ちゃんの時から働きだすんだね・・
子宮の内膜や乳房にエストロゲンの受容体があって、そこにエストロゲンが結合すると、子宮の内膜が厚くなって排出される、乳房の脂肪細胞が増えるなど律儀に反応するの
次の命を授かるための大事な作用だけど、カコちゃんにはまだ早い
らんこたちの腫れも、小児科の先生が経過をみてくれていたけど、問題なく小さくなったよう・・
(NO2 カコちゃんの卵巣が腫れちゃた 参照)
卵巣や、子宮、乳房を持った女性として命を受けただけで・・、こんなに短い間でも本当にいろいろあるよね・・
さて、私たちは、しばらくは用事はない、カコちゃんが大きくなるまで、長い眠りに入る。
初潮が来るまでに、私たち卵子は、200万個から30万個に減るんだ。
(NO1 卵子自然消滅していく運命を参照)
らんこがまた、カコちゃんをとおして、あなにと会えるよう祈っててね。
<ミニ解説>
新生児月経は、女の子の場合比較的見かけます。
お母さんたちはびっくりするのですが、大丈夫です。
おっぱいも可愛く膨らんだり、時には、白くプチンとお乳が出ることもありますが、お母さんのホルモンの影響がなくなると収まるの安心してください。
新生児月経とは、魔乳とは
助産院ハイジアHP
ウィメンズヘルスアドバイザーHP
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