2021年10月の記事一覧

更年期かどうかわかるのは閉経してから

更年期の定義は 「閉経をはさんで前後5年間をいう」です。 閉経とは、最終の月経から1年間月経がこないと閉経したと言います。 365日です。 閉経日は1年前の最終月経日となります。 その閉経日をはさんで前後5年、計10年が更年期なります。 つまり、「閉経した」とわかった時点で更年期10年のうち6年終了したことになります。 ということは、「今、更年期」とはっきりといえるのは更年期6年目から。 更年期の始まりもわかりません。 更年期の始まりはなんなのかも、わかりま

更年期と気づかず、2年間の流浪ドクターショッピングの果てに

更年期の症状は、たくさんあって自分では更年期症状と気づかないことがあります。 実に2年間もあちらこちらの診療科を受診して、良くならず「もしかして更年期?」と思ってハイジアの相談サービスをご利用してくれた方がいました。 まず、肩こり 整形外科受診 → 理学療法を受ける 脳外科受診 → 痛み止め処方 婦人科受診 → 更年期障害とは言われず未治療         (更年期障害をあまりみないクリニックだった) そのうち、眠れなくなり 心療内科 →  眠れるお薬 精神安定

なぜ更年期になるのか?

なぜ更年期が来るのか? それは、女性ホルモンが減少し、やがてその量がゼロにはならないけれど、10分の1までに減るから。 なぜ女性ホルモンが減少するのか? 卵巣内の原始卵胞が減って排卵しなくなり女性ホルモンがつくられなくなるから。 なぜ卵子が減るのか? 生まれ持った卵子の数は、時間の経過とともに減ってしまい増えることはないから また、卵子は日に日に老化していくから。 *日本中の女性を戦慄させた河合蘭さんの「卵子老化の真実」を思い出す方  もいるかもしれません。この

更年期、辛かったら我慢せず、受診をしましょう!

女性は我慢することが多いですネ! 月経痛(のうえに仕事、家事、育児、介護、社会貢献すること) 陣痛(痛いのが当たり前と言われ、何時間も耐える) 更年期症状(辛さを理解されず仕事、家事、育児、介護、社会貢献すること) 月経前の気分の変動や産後うつ、更年期のうつ などなど これらのことは、なす術がない時は、我慢するしかなかったのかもしれません。 でも今は、対処法や治療法があります。 癌の痛みや手術後の痛みにだってきちんと対処できる時代です。 本当はそれらを普通に

更年期、メリハリつけて、休むこと

今、改めて考えてみると、更年期世代にメリハリつけてと言うのは、無理かも知れない。 「メリハリ」というのは、ぱっと動いて、ぱっと休むというイメージだけど、この「ぱっ」が難しいですよね。 自分を振り返れば、何かしようとしても、だるさややる気が起きない・・などでなかなか動き出せず、ようやく動いても更年期前のようにぱっぱっとは、動けませんでした。 そのあたりを自覚して無駄のない、無理をしない生活を送ることこそ必要なのかもしれません。 お勧めは、更年期に入る前に自分の家事や仕事

更年期の症状が辛くて、仕事を辞める人も多いのですが

更年期の症状には、いろいろな症状があります。 症状があっても平気・・という方もいますが、自分に現れている症状で日常生活に支障をきたす状態だと更年期障害といいます。 日常生活に支障をきたす状態であれば、仕事にも影響を与えます。 あるいは仕事はなんとかいつも通りにしているけど、それ以上頑張るのはしんどくて普段の生活がままならないこともあるでしょう。 更年期の世代では、仕事上の責任も重くなってきて、その割には体力・記憶力・意欲が落ちてきて、仕事をするだけで精一杯ということも