デザインで使われる形の形容詞 #デザイナーの英語帳
書体や、イラストなど、デザイナーはさまざまな形を扱っていますが、今回は形を表す形容詞をまとめてみました。
普段私はデジタルプロダクトのデザインをメインでしていて、使う機会は少ないのですが、たまにロゴをデザインすると、「こういう形なんて言うんだっけ」「ここをもっと細く...って言いたい」と思うことがあり、まとめてみようと思いました。また思い出したり、新たに覚えたら追加しようと思います。「この単語使ってるよ!」というのがあったら、ぜひコメント欄やハッシュタグ #デザイナーの英語帳 で教えてください 😄
💡 デザインにまつわる英単語の覚え方
私は、デザインにまつわる単語に新たに出会ったときは、Googleの画像検索や、Pinterestでその言葉を調べてみます。そうすると、その言葉に関係するものが画像で出てくるので、とてもイメージしやすいです。この記事でも、紹介している単語に合わせて、イメージに合った画像へのリンクを貼っています。
tapered – 先を細くした
先にいくにつれて、だんだん細くなっている形のことを tapered と形容することができます。先端が細くなっている線のことを tapered lines、先端が細いブラシを tapered brush と呼んだりし、デザインツールや、お絵かきツールの解説などで見かけることがあります。
私は、タイプフェイスの形状を調整するときに使ったりします。eなどの終わりが細くなっている形はまさに tapered です。
round – 丸みのある
書体の種類で、丸ゴシック体に round と名前がついていたりしますが、丸みのある形を指します。当然、書体だけでなく、さまざまなものを形容するときに使われます。
bold – 大胆な、目立つ、太い
bold も書体の種類で使われているので馴染みのある言葉ですが、太くて力強いという意味ですね。その他に、大胆な、目立つ という意味もあり、大胆なレイアウトを指すときにも使われたりします。
Bold colors
bold は形状だけでなく、色にも使うことができます。力強く、目立つ色使いのことを指します。
chunky – ずんぐりした、がっちりした、厚みのある
chunky は、ロゴデザインをしているときに、同僚が言っていて覚えた言葉です。以下に貼ったイメージ例のように、bold よりもさらに太く、角ばった、厚みのある形を指します。
curvy – くねくねした、曲線の
angular – 角のある、角張った
たくさんの角をもっていたり、先がするどく、カクカクした形のことを angular と言います。
geometric – 幾何学的な
長方形 (rectangle)、正方形 (square)、三角形 (triangle)、circle (丸)など、数式を用いて表すことのできる形です。これらの形を用いて作られたものを geometric pattern (幾何学模様)や、geometric illustration (幾何学的なイラスト)を言います。
organic – 有機的な
geometricとは反対に、フリーハンドで描いたような、曲線からなる形を organic shape と言います。オーガニックという言葉からイメージできるように、植物や動物、岩など、自然で見つけることのできる形を指します。
例文
こうした形の形容詞を知っていると、グラフィックや書体のデザインにおいて、自分の意図を伝えたり、他の人にフィードバックをするときに役立ちます。
I'd like to make it curvy and feel consistent with the logotype.
それをもう少し曲線的にして、ロゴタイプとの一貫性を持たせたいです。
Could you make it tapered?
先の方を細くできますか?
画像を見せたり、指を指しながら説明するイメージで、 it は、その指している画像や形のことです。
書籍『デザイナーの英語帳』の中で、他にもフィードバックで使える例文を掲載しています。ぜひ今回した形容詞と組み合わせて使ってみてください。
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冒頭でも書きましたが、他にもみなさんがよく使う単語があれば教えていただけたら嬉しいです。