ジャイキリ椿大介の俯瞰で観る能力を身につけるには

【『サッカー球軸トレーニング』を解説 その6】

ジャイキリ椿大介の俯瞰で観る能力を身につけるには

今日は『フットボールネーション』の話ではなくて、『GIANT KILLING』の話題から。

最新の『モーニング』に収録されている『ジャイキリ』でETU所属で日本代表の椿がプレー中、「見える…!」と心の中で叫ぶシーンが登場します。

これは巷で言う、俯瞰で観る能力が発揮された状態で、サッカーだけでなく様々なスポーツでも言われることです。

女子バレーボール全日本の中田久美監督は現役時代、何メートルも上からもう一人の自分がコートを見ていて、その時は何をやっても決まった、と発言していたことがありました。

中田氏のポジションはセッターでしたが、司令塔がそんな状態ならチームは強力になります。
まさに、試合を支配しているのですから。

この能力を身につけるには、どうしたらよいのでしょうか。

『サッカー球軸トレーニング』高岡英夫著(世界文化社)P90、P94〜P95には、この能力の正体とトレーニングメソッドが書かれています。

本では、EC(環境軸法)となっていますが、ゆる体操でいうセンタースパーです。

さて、センタースパーを行えば皆、俯瞰でピッチを把握できるのでしょうか?

これはハッキリ言ってしまえば、成果は何倍〜何百倍(何万倍かも)もの差が人によって出てしまいます。

なぜだと思いますか?

センタースパーを行う人の体のゆるみ具合の差が結果の差を生み出すわけです。

『サッカー球軸トレーニング』P90で、体が柔らかい子どものほうが有利、といった内容があるのも宜なるかなというところです。

ちなみにサッカーを本格的にやっているなら、小学校の高学年にもなれば体が固まりはじめています。
全国高校サッカー選手権で、ガニ股だらけのチームが存在するのは、無理のない話なのです。

じゃあ、どうすればいいのか。

環境軸法を効果的にトレーニングするには、ゆる体操が上手くなること、というシンプルな答えになります。
ゆる体操が上手くなるには、正しい方向性に導いてくれる指導者が必要です。

僕がオススメするのが、正指導員中級1stGrade以上の人から定期的に指導を受けることです。
https://yuru.net/yuru_teacher.html

僕は常々、指導員試験の中級1st合格を目標としている、と公言していますが、それはゆる体操を正しく、高いレベルで指導するためには必要な能力だからです。



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