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イタリア文学

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読書感想文のうち、イタリア文学についての記事のまとめです。20世紀前半の作品が多めです。
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#読書感想文

⑧ババウ(イタリア文学)

「ババウ」 「いい子にしてないと、オバケが来るぞ」 駄々を捏ねるガキンチョに放つ言葉は…

オカモト
3か月前
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⑥ブッツァーティ『古森のひみつ』

前回の記事からだいぶ間が空いてしまいました。寝かせているうちに前回のパヴェーゼの感想文の…

オカモト
9か月前
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⑤パヴェーゼ『美しい夏』

春の暖かさを感じてきた今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。 また今年も夏がやってきます…

オカモト
11か月前
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①ディーノ・ブッツァーティ『動物奇譚集』を読んで

初めてnote書きます。岡本です。 2024年現在大学の学部生でイタリア文学を専攻しています。 レ…

オカモト
1年前
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②プリーモ・レーヴィ『これが人間か』を読んで

化学者であり文学者でもあるケンタウロスことプリーモ・レーヴィ。 彼はユダヤ人としてアウシ…

オカモト
1年前
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③ブッツァーティ『タタール人の砂漠』

大学も春休みに入り可処分時間は圧倒的に増えたのですが、個人的に読書は隙間時間にするのが好…

オカモト
1年前
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④イタロ・カルヴィーノ『くもの巣の小道』

カルヴィーノ!カルヴィーノ! おそらく日本で一番人気のある現代イタリア作家だと思います。去年の2023年はカルヴィーノの生誕100周年で一部界隈ではにぎわっていたようですね。 わたしは短編はいくつか原文で読んだことがあり、難しい単語や表現は使わないけど描写がとことん上手いという「魔術師」の名に恥じない作家だなと感じました。 イタリア語文法一周したらとりあえず読んどけ感ありますね。 今回はそんなカルヴィーノの処女作であり長編の『くもの巣の小道』を読みました(日本語訳で)。 ネ