シータノヴァリペア

◆はじめに◆

 ドルガンチュリス殿堂後、tier表からシータノヴァの名前がなくなっていき数か月経ちました。
 殿堂後はリペアが色々試行錯誤されたものの、最近はあまり名前を聞かず、墓地退化、jo退化、赤単を中心に群雄割拠の環境になって久しくシータノヴァのリペアの話を耳にしました。それがガチまとめさんに投稿されたガイアッシュ覇道入りシータノヴァです。
 それを読んだ時圧倒的パワーを感じ、感銘を覚えました。が、自分で回すときこの多色枚数で回るのか・・・?となりあーだこーだ頭の中でぐるぐるしだし、今回納得のいく形でシータノヴァがまとまったので記事にしました。是非途中まででも読んでいただければと思います。

◆デッキレシピ◆

@シータノヴァ

 コンセプトは【魔陣による3tノヴァの確立を上げつつ安定感を出す】というものです。
 ブーストにより4tで走れるプランをメインに、2tの魔陣で確認した3枚の中にギフトorチュリスがあれば3tに走れるようにしました。
 魔陣を初動にし、栄光ルピアやメンデルを採用しないことでドラゴン縛りから解き放たれ、メタカードと思想が積めました。
 副産物としてGS15枚の大量投入によりアグロ耐性も付き、ガイアッシュ覇道ほどのパワーはない代わりに無難なシータノヴァらしいパワフルな動きの再現率が安定したと感じています。

◆各カード解説◆


・フェアリーReライフ×4
・地龍神の魔陣×4

Reライフ

画像5

 初動のブースト8枚です。
 ギフト、チュリスの3tで走れるカードも初動と考えてるため初動を9枚でなく8枚になってます。
 特に魔陣はリペアの核であり、デッキ内の殿堂カードの使用率を上げてくれてます。その他対面に合わせてメタカードサーチにもなりえるためこのカードを如何に発動させるかを中心に考えてるためデッキ内青緑のカードが多めになってます。

・タンラチューラ×3

タンラチューラ

 このデッキから真っ先に抜けそうなカード。
 ある人が墓地退化へのメタとして採用していたため採用。本来シータノヴァの墓地退化メタはアルモモなのですが、個人的に後手4tでアルモモが本当に立つか不安な上、先4退化に対抗できないのが恐ろしすぎたためタンラチューラを採用しました。2t魔陣サーチからの3tタンラチューラできる点が魅力的です。
 単純に水単色なため2t魔陣の色になり、GSで最低限受けになり、地味にレクスターズのため進化元になりえるため、メタとして機能しなくても許容できると考えています。
 競技的にはこの辺りの考え方を割り切ってパワーカードに変えるのかもしれませんが、個人的には丸いと思ってます。

・ツネキンゲームス×2

ツネキン

 赤単、グルメ墓地、巨大天門(?)などへのメタとなるカードで、タンラチューラ同様パワーを削ってメタに枠を割いてしまった形です。
 ●初手でマナ埋めして魔陣へのアクセスがしやすい色
 ●ヴェロキボアロstarに対応するバウンスカード
 ●ノヴァから出せる9・10枚目
 ●2tブーストから間に合うマナコスト

の4点からメタ抜きにしたときのフィット感がよく採用しています。
 色の観点でガイアッシュと競合するのですが、ガイアッシュの場合6マナ貯めて出すプランがこのデッキだと難しい点、覇道を最大枚数取る余裕まではなくガイアッシュの強みを生かしきれないのであれば無難で詰ませられるメタカードのツネキンの方がこのデッキにおいてパワーがあると考えたためです。

 ・新世界王の思想×4

思想

 魔陣の次に目玉となるリペアカードです。
 魔陣によるリペアを考えた時にアルモモとノヴァという魔陣の色にならないカードが7~8枚入る上、デッキ全体の多色率による事故りやすさの両側面をデッキパワーを下げるデメリットと引き換えに色事故を解決してくれたカードです。
 2t魔陣の確立が飛躍的に上がり、なおかつ3tにギフト+RXで走るときのマナ色要求にも答えてくれ非常にしっくりくるカードでした。
 発想はアナカラー墓地退化の新世界王の破壊からくるもので、アンタップ3色の安定感は一度味わうと抜け出せないものがあります。


 その他採用カードはシータノヴァというデッキタイプのオーソドックスな根幹となるカードたちなので省略します。
 しいていうならば魔陣の色にならない観点からアルモモが最大枚数でなく3枚に抑えられています。

◆採用候補◆

・ブリタネッコ

ブリタネッコ

 ヴェロキボアロstarと合わせるならやはりこのカード。かわいい。
 特にこのデッキではドラゴンに縛られていないため採用しやすくなっています。
 しかしながら使ってみるとわかるのですがヴェロキボアロstarの効果を使いまわす機会はそこまで多くなく、カツキングやツネキンのバウンス1回で十分なことが多いです。
 とはいえ強いカードなので採用はありえます。

・カクシレシピ

カクシレシピ

 全盛期の頃から赤単に対する受け札として採用されていたカードです。
 受け以外に単色としてマナ埋め的にもフィットします。
 しかし今回GS15枚、カツキング4枚と受けが厚いためなくてもいいと判断しています。
 デッキ基盤が変われば刺したいカード。

・ガイアッシュカイザー

ガイアッシュ

 パワーカード。覇道抜きにも踏み倒しに反応する2ドローの攻撃制限をかけるクリーチャーというだけで強いです。
 具体的にはカウンターで立ってくれれば、Tブレイカー+ガイアッシュ+1点のリーサルプランが組めるためGSによる延命からのカウンターでフィニッシュが狙える強みがあります。Jo退化にさらに有利が付きます。
 ツネキン、タンラチューラの枠にガイアッシュが入るかは好みかなと思います。

◆おわりに◆

 全体を通してシータノヴァのコンセプトであるカツキングとRXを軸としたノヴァやアルモモによる大暴れのためにデッキパワーを落として安定感を重きに置いたデッキなので、全盛期から劣るのはもちろんですが、回していても環境デッキと五分に近くはなるものの勝ち越せるほどのパワーは感じないのが率直なところです。
 代表的なのがメタを張っている墓地退化に対して有利がついていない点です。墓地退化のドリアン退化に無力かつ墓地退化の受けを突破する出力も退化前に倒す速度もないあたりに自分のリペアの限界を感じてしまいました。
 しかしながら5マナまでいければ全盛期のようにカツキングとRXがノヴァでぐるぐるしてカードパワーの暴力で遊べてとても楽しく、丸く自分にフィットする形になり満足はしてます。
 カツキング採録も決定し若干使いやすくなりましたので、シータノヴァで遊びたい人は是非参考にしていただければ幸いです。



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