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2024年7月12日(金)ドル円戦略と結果
東京マーケット:
日足始値158.87
前日米国消費者物価指数(弱)や、政府・日銀為替介入観測(未確定)を受けたドル円暴落の一部決済や、実質五十日仲値に向けたドル買い需要(安値でドルを調達したい輸入企業や米国商品投資勢)のためか取引開始直後から日通し高値159.45へじり上げ。
しかし、東京オープン前、神田財務官の円安牽制発言が伝わると、159.38(8:28)から日通し安値157.75へ急落しました(下落幅=159.38-157.75=1.63)。
介入観測ありますが、下落幅が小さいことから確度は低そう。
東京オープン後には、日銀の対ユーロでレートチェック実施報道、林官房長官と鈴木財務相の円安牽制発言が続いた一方、安値でドルを調達したい思惑も強く東京始値158.29から揉み合いで引け。
東京終値159.04
欧米マーケット:
欧州オープン後は、リスクオン欧州株上昇(円キャリー促進)に連れてドル円上昇スタート。
しかし、日銀当座預金見通しが発表されると、7/11米国消費者物価指数発表後のドル円暴落は、政府・日銀為替介入の可能性が濃厚となり規模は約3.5兆円と推測されました。
為替介入余力は十分に残っていると判断され、本日の米国生産者物価指数発表後や7/15日本祝日中の介入警戒感が高まりドル円揉み合いから下落。
注目の米国生産者物価指数はサプライズの強い数値。初動159.16へ上昇(変動幅=159.16-158.59=0.57)するも4H足ダウ安値159.10に抑えられると、158.65(22:08)から急落発生し、日足安値157.36を付けました(変動幅=158.65-157.37=1.28)。
早朝の急落と同じく介入観測ありますが、下落幅が小さいことから確度は低そう。
一方、前日安値157.43から押し目買いも強く158.46へ急反発したタイミングで、米国ミシガン大学消費者信頼感指数速報値・インフレ予測(弱)を受けると、再び157.39へ急落の乱高下。
その後は揉み合いで引けとなりました。
日足終値157.89