2024年7月11日(木)ドル円戦略と結果
東京マーケット:
日足始値161.62
「7/9,7/10パウエルFRB議長ハト派発言の影響やスワップ4倍デー決済→ドル売り」ためか、東京始値161.59から東京安値161.47へ下落。
しかし、前日NYマーケット同様に「パウエルFRBハト派発言→リスクオン日本株上昇→円キャリー促進」が下値を支え上昇。
但し、「7/9,10日銀債券市場参加者会合を受けた日銀国債買い入れ減額規模拡大警戒感→円買い」が上値を抑えも交錯。
総じて、円キャリー促進が優勢となり、揉み合いながらも東京高値161.72へと上昇しました。
東京終値161.69
欧米マーケット:
欧州オープン後もリスクオン欧州株上昇に連れて日足高値161.76を付けましたが、本日最大の注目である米国消費者物価指数(弱)警戒や期待織り込みのため、日通し安値161.47へ下落。
米国消費者物価指数はサプライズの弱い数値。初動からドル円急落。
更に9月FRB利下げがほぼ確定したことで歴史的水準まで積み上がった投機筋円売りポジションの巻き戻し、又は好機と見た政府・日銀為替介入(推測)のためか、160.77(21:42)からドル円急落加速して日足安値154.43付けました(暴落幅=161.57-157.43=4.14)。
NYオープンすると158.98へ(約37%)戻しましたが、9月FRB利下げほぼ確定からリスクオン株上昇(円キャリー促進)の想定に反して、Sell the factの株下落(円キャリー巻き戻し)が発生。
その後、米国30年債入札(弱)と米国ムサレム・セントルイス連銀総裁のタカ派発言を受けて揉み合いで引けとなりました。
日足終値158.90