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2024年8月1日(木)ドル円戦略と結果

東京マーケット
【材料】
①安値ドル調達需要(日本実需、新NISA等の米国投資目的)→ドル買い円売り
②-1 7/31植田日銀総裁のタカ派発言影響、追加利上げ観測→日本国債利回り上昇→円買い
②-2 7/31植田日銀総裁のタカ派発言影響、追加利上げ観測→日本株下落(円キャリー巻き戻し)→円買い
③7/31米国パウエルFRB議長のハト派発言影響、9月利下げ観測→米国債利回り下落→ドル売り
④林官房長官の投機筋牽制発言(事実上、円売り牽制)→円買い

【動向】
日足始値149.96
取引開始直後は、①ドル需要から日通し高値150.32へ上昇するも、7/31材料②,③の影響強く、東京オープン後には日通し安値148.51へ急落。
しかし、切番149.00や日足押し安値ヒゲ先148.91へ一気に下抜けて、ロング勢損切巻き込みが急減したためか下げ止まり。①ドル需要再燃や②-2下落一服が支えとなり、押し目買い入り150.05まで急上昇しました。
東京終値149.76


欧米マーケット
【材料】
①安値ドル調達需要→ドル買い円売り
②-1 BOE金融政策決定会合控えたポジション調整(推測)の欧州通貨(ポンド・ユーロ)売り→ドル買い
②-2 BOEタカ派声明、ベイリーBOE総裁のタカ派発言→英国債利回り上昇→米国債利回り上昇波及→ポンド買い・円売り
③-1 米国新規失業保険申請件数、米国失業保険継続申請件数、米国単位労働コスト(弱)→米国債利回り低下→ドル売り
③-2 米国新規失業保険申請件数、米国失業保険継続申請件数、米国単位労働コスト(弱)→米国債利回り低下→株上昇(円キャリー促進)→円売り
④-1 米国ISM製造業景気指数(総じて弱)→米国債利回り低下→ドル売り
④-2 米国ISM製造業景気指数(総じて弱)→景気悪化懸念から米国株下落→円買い。
⑤ ⓪や④の欧州波及→欧州通貨(ポンド・ユーロ)売り、欧州株下落→ドル買い・円買い
原油先物価格下落→インフレ懸念低下、日本貿易収支改善→ドル売り、円買い

【動向】
欧州オープン後も、切番149.00や日足押し安値ヒゲ先148.91からの押し目買い続き、①ドル需要と②調整(推測)により日通し高値更新150.34へ上昇。

BOE会合は予想通り政策金利引き下げでしたが、②-2のタカ派を受けてドル円上昇継続。
注目の米国雇用指標③-1受けてドル円下落するも一瞬で、③-2が支えが強く、日足高値150.89へ上昇しました。

注目の米国ISM製造業景気指数は総じてサプライズの弱い数値。米国経済ハードランディング観測から④-1,④-2に、⑤も加わりドル円急落続き引けました。

日足終値149.34

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