生まれて初めて爪の様なものを付けた話

※※見出し画像はこちらからお借り致しました※※

相変わらずお久し振りのブログとなります。haiです。

先日、数年振りに爪噛みの大発作が起きたのを切っ掛けに、前々から気になっていた育爪に踏み切ることになり、生まれて初めてネイルサロンなるところでお世話になって参りました。

大人になり多少伸ばせるようにはなりましたが、噛む頻度が減ったとはいえ、少しでも白く伸びた部分があると気になって気になってソワソワしてしまい、爪同士でカチカチ触ったり削り取ったりしていたわけです。なので、普通の爪長の女性達から見ると短く醜い爪と、形の悪い指先の私は人前で手を見せることを出来るだけ避けて生きておりました。

基本的に面倒臭がりでマメでもないので手入れは続けられない。しかし理想だけは一丁前で(笑)、爪はやはり透明で艶々していて清潔に感じる長さで指先の作業に支障をきたさないものが良し。としていたので、自分で手入れをするんであっても、月に一度、形を整えピカピカに磨く程度が精いっぱいでした。

昨年末まで勤めていた職場が女性ばかりで、皆さん当たり前のように色や飾りのついた爪。でも時々自爪の日があって、その爪が黄ばんでいたり滑らかじゃなかったり、色や飾りが付いていても剥げていたりあまり綺麗じゃなかったり･･･日々その点に意識の高い方々でも自爪は弱ってしまうのか･･･維持するのは大変なのか･･･など、爪を着飾ることに抵抗もありました。

しかし、とやかく言ってはいられない状態になり、とうとう人様に醜い指先を晒しまくる時がやってきました･･･

幼い頃から、爪を噛む事は恥ずかしいことなんだと、不衛生なことなんだと、ダメな女性だと思われるのだろうかと、だらしなく見られるんだと、まるでバイキンを見るような目で見られているのかな？という不安と恐怖が根底に在り生きてきた日々でしたが･･･

それは、エステで無様な裸体を晒した時のように･･･
それは、脱毛サロンであられもない姿を晒した時のように･･･

ああ･･･この目の前に居るネイリストさんには堂々と見せていいんだ･･･変な目で見られる心配をしなくていいんだ･･･安心していいんだ･･･とホッと出来た瞬間でした。

なんと有難い･･･なんと有難い･･･

そう言うと『長さ出しは元々、深爪の人向けのものだったんですよ～』と教えて下さいました。そうか･･･そうだったのか･･･ならば私が受けてもなんらおかしくはないのだ･･･とまたここで一安心。

丁寧に温めていただき、甘皮の処理から始まり次々と工程が進みます。加えて、手仕事観察大好きマンの私はとても楽しくその時間を過ごすことが出来ました。何という癒しのひととき･･･終盤、色やデザインを決め、それが爪に塗られ、40年以上もある意味夢見ていた、でも諦めていた、自分のものではないような綺麗な色の長い爪に違和感だらけのまま最後のマッサージをしていただきサロンを後にしました。

ありゃ、嵌る人は嵌るんだろうな･･･
あれを自分でやってのける人も世の中には居るんだからすごいや･･･
綺麗にしてもらったまま、自分でケアするのはこまめにオイルを塗ることくらい。

翌日もそのまた翌日も、自分の爪では無いそれを眺めては不思議な感覚を楽しんでおりましたが、実際に深爪歴長めの私は不便な点も多く感じました。慣れの問題でもあるのでしょうが･･･

日々の作業で一々爪の長さが鬱陶しく感じる。これは次回、指から出ない範囲にして頂くとして。正直こうしてキーボードの文字打ちも、指より先に爪が当たる。スマホでもミスタッチが多発。シールなどを剥がす時、自爪と違い分厚くなっているので滑って剥がれない。シャンプーの時爪が先に当たるので洗った感じがしない(短い自爪の場合、直に指なので基本的に爪を立てて洗うことは無いから)。水仕事をする度にオイル→クリームを塗布する面倒臭さがある。んー･･･

ネイリストさんからは、綺麗に長持ちさせている方は、水仕事の時手袋を毎回つけていたり、シャンプーはブラシを使っていたりします。と教えて頂いきましたが、料理の度に手袋を着けるのはやはりどうも面倒臭いし、そこまでして付けていたいかなー？など身も蓋も無い考えが頭を過る(笑)

ただ！少々金額は張るが、最低限のケアと気遣いでお手軽に女性らしさを手に入れられるワケで･･･自然に仕草も見せ方も変化していくのだから何とも単純だなぁと改めて自分のズボラさを感じる出来事でした。

そのうち自爪が伸びて、形も綺麗になったら仮の爪は取れるそうなのでその時までしっかりネイルサロンにお世話になるつもりです。