Emily Wilde's Encyclopaedia of Faeries
Heather Fawcett著、刊行日:2013年10月、ジャンル:歴史ファンタジー、ページ数:368
あらすじ
20世紀初頭のケンブリッジ。優秀な学者で妖精のフィールド調査の第一人者ながら女性であることがネックとなって大学で安定したポストが得られずにいるエミリーと、風変わりでお坊ちゃん然としているのに人付き合いと裁縫が得意な大学の同僚バンブルビー。エミリーはずっと取り組んでいた妖精百科事典の執筆を完成させるべく北欧のちいさな村へ調査で滞在し始めるが、優秀でなんでもできるエミリーも人付き合いだけが致命的に下手。しょっぱなから村人たちを敵に回してしまったところへ、バンブルビーがアシスタントを連れて乗り込み、あっと言う間に村人の心をつかんでしまう。長年の研究でうすうすバンブルビーが妖精ではないかと勘づいていたエミリーだったが、ともに村に滞在するうち、彼がただの妖精ではないことを知る……。
感想
2013年で最高に一押しの傑作ファンタジー。コージーファンタジー風に始まるものの、冒険、スリルが満載で、取り替え子、呪われた妖精の王が絡んで物語が展開していきます。現在2巻まで刊行されていて(これも素晴らしく面白かった!)、3巻目が出ることも決まっています。現在ローカス賞の最終候補作に上がっているこの注目作をぜひ日本語で!(シノプシス書きますから~)
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