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タムナスさんのお茶会

 ナルニア国物語シリーズのひとつ、『ライオンと魔女』に登場するナルニアの森の目印になっているランプポスト。このモデルとなるヴィクトリア時代のガス灯が今も立つ田舎町に、私は住んでいます。C.S. ルイスはこの街の雪の降る夜と109本のガスランプに物語のインスピレーションを得たと言われていて、ルイスの学び舎だった学校、文学仲間と集ったパブもあります。

 この街に引っ越してきてから、英語版のこの本を引っ張り出して再読していると、ビーバー夫婦のおうちでのごはん、ジャムロール、ターキッシュディライトと湯気のたつココアのような飲み物など、興味をそそる印象的な食べ物・飲み物が出てきます。
 今年のまだ肌寒い頃にトライしてみたのは、『ライオンと魔女』でルーシーが最初に1人でナル二アに迷い込んだ時、フォーンのタムナスさんに招かれてごちそうになったお茶会です。お茶といっても食事といっていいボリュームで、タムナスさんはバター、はちみつ、サーディンをのせたトースト、半熟ゆで卵、砂糖掛けのケーキをお茶と共にルーシーにふるまうのです。近年話題のジブリ飯もそうですが、イラスト(私の本はPauline Baynesによるもの)に描かれたごちそうがとても魅力的で、あの世界を一緒に堪能したくなってしまうのです…。
 
用意するもの
・缶詰サーディン(オーブンでカリっとさせる)
・トースト3枚(バターをたっぷりぬり、1枚はその上にはちみつ、1枚はオーブンでカリっとさせたサーディンをのせる)
・はちみつ
・ケーキ(大きさを調節できるのでプレーンなパウンドケーキが良いかも)
・半熟卵

 ケーキは残りもの(うちではいつも週末にケーキを焼いて1週間のおやつにしています)を使いましたが、本の通りの砂糖掛けではありません。そんな調子で、その時の状況でこんなもんでいっか!とゆるく進めるのがおススメです。

写真
1枚目:タムナスさんのお茶会を家でやったときのもの。
2枚目:半熟卵にパンをディップして食べます。
3枚目:2016年くらい?10年に1度の大雪で一夜にして町がナルニアになった日。タムナスさんはやく来ないかな~。(トップ画像も同じ日のもの)

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