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自衛隊に入ることにする&入る前にもお金が掛かる

前回の投稿で自衛隊の採用試験を受けた私は
補欠合格から繰り上げで採用が決まったものの行き先は一番行きたくなかった海上自衛隊でした。
頭の中では
「船勤務になったら全然陸に帰れないしイジメられそう…」
「船だとプライバシー無いし嫌だなぁ…」
とネガティブな考えがグルグルと回っていました。

母親には反対され私の祖母も子供の時に戦争で海軍に居た叔父を亡くした経験から猛反対されました。

しかしこれで辞退したらこの先、自衛官になるチャンスはありません。
特別な資格等があれば年齢の上限が上がるのですが私には車の免許位しかありません。

「希望とは少し違ったけれどもなりたかった
職業だし国を守る仕事は滅多に出来る仕事ではないな」

と考え入隊を決意しました。
入隊の意思を広報の方に伝えると数日後に入隊の案内が届きました。

入隊する時に必要な持ち物がリストアップされていました。
裁縫セット
白の下着
外用の運動靴と室内用の運動靴
ジャージ
日用生活品

「何故白の下着?」
「運動靴は何故2種類も用意しなきゃいけない?」
と入隊する前に買い揃えなくてはいけないものが多く出費が痛かったです。
ジャージや運動靴、日用品などを全て揃えると結構な金額になりました。
4年半程勤めた運送会社の退職金は30万円程で借金の返済もあるし使わないようにしようと
決めていたのですが自衛隊に入ったら自由が無くなるので今のうちに遊んでおこうと気付けば退職金に手を付ける愚か者でした。

ちなみに入隊してから分かったのですが白の
下着は夏の制服は白の為、透けて目立つから
白が指定とのことでした。
この時に気付いたのですが陸自や空自の制服は下っ端でもブレザーですが海自の下っ端の制服はセーラー服で26歳にもなってセーラー服を着るのは恥ずかしいと当時はそんな風に思っていました。

今は33歳未満でも入隊出来るためそんなことは無いと考えられるようになりましたが当時はギリギリでの入隊だった為、そんな風に思っていました。

そしていよいよ海上自衛隊生活が始まろうとしていました。





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