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サラ金にも手を出す
借金を増やしながらもブラック企業を退職し
郵便局で配達の仕事を始め、最初の給料が出ました。
しかし前の職場だと手取りで16万円程だったのが手取りで13万円位になってしまいました。
家の生活費や自動車ローン、カードの支払いをすると手元にはほぼ残りませんでした。
更に車の車検が2ヶ月後に迫っていたのを思い出しました。
私が乗っていたシルビアとゆう車は整備不良箇所が多く見積もりを出すと20万程でした。
マフラーには穴が空いていて交換も必要になり通常の車検よりも割高でした。
カードローンで払おうとしましたが限度額ギリギリの状態まで膨れ上がっており金額が足りませんでした。
本来であればこの時点で車を手放し借金の返済に全力を注がなければいけませんが馬鹿な私はこの時、車検代をどう借りようとしか頭にありませんでした。
本当に愚か者です。
近所のコンビニに行くとすぐ側にサラ金の無人契約機が置いてあるのに気づきました。
普段なら目に付かないのですがお金を借りることにしか頭にない私には嫌でも目に止まりました。
「流石にサラ金は…」
分かる人には分かるかと思いますが私が小学生か中学生の頃、レオタードを着た女性達が音楽に合わせて踊るCMをよく放送しており母に
「これはなんのCM?」
「お金を貸してくれる会社だよ。
大人になってこんな所でお金を借りちゃ駄目だよ」
こんなやり取りがあったのを思い出しました。
これ以上、借金を増やしたくないと思いながらも車を手放したくない一心の私は愚かにも無人契約機に入りました。
手続きは驚く程、簡単で直ぐに限度額30万でお金を借りれました。
お金を借りれた私は頭の中がドーパミンで満たされ借金が増えたこと、支払いが更に増えたことなど気にもしていませんでした。
この後、再就職先の郵便局でも事務のお姉さんのノルマの為に郵便局のクレジットカードを作りサラ金の限度額の残り10万円も使いすぎたカードの支払いに充てたりして限度額まで到達するのでした。
この時、私はクレジットカード4枚と無担保ローンを2社契約している状態でした。