キッチンカーの道程②(試作編)
まずは更新が大幅に遅くなってしまったことについて、大変申し訳ございませんでした。
忙しいは言い訳で、自分の怠惰だけが本当の理由です。
こんなペースなので、適度に放置していただき気長にお付き合いください。
商品の選定
何事にもプレ〇〇は必要です。
自分ひとりで、猪突猛進!なんてのも無しではありませんが、お客様がいての商売。まずは裏表なく話してくれる身近な人達の意見をお聞きしました。
キッチンカーのアイテムとして何を販売するか。
僕はフライドポテトにしました。
万人に好まれている、僕個人も好きな食べ物。
というのが主な理由です。
加えて、じゃがいもは年間通して流通しており原価の安定も計れました。
東京に住んでいた時に伺った、広尾にあるポテト専門店の経験が活かされたと思います。
人生って良いことも悪いことも経験し、後に活かされるんですね。
雑誌にも取り上げられるような、成功しているであろう事業として認識しておりました。
試作・オペレーション
市販の冷凍ポテトを揚げるじゃだめなの?
全然いいと思います。商売としては。
飲食業10+数年となると、良くも悪くもプライドが邪魔をします。
というより、自分の得た技術を活かす機会の損失を恐れました。
じゃがいもを生産する。
までの考えには至りませんでしたが、生のじゃがいもを仕入れ、処理をしたものを販売する。という方向に決めました。
処理方法については、秘密にするほどでもありませんが詳細は避けます。
試作段階では、処理の作業工程や味付け、料理の内容、器と袋など。
理想とコストの間で揺れていました。
結果としてキッチンカー内での作業は
・じゃがいもを1分ほど揚げて味をつけて提供する。
・さつま芋のフライを数個添える(口直しに甘いものを)
だけとなりました。
味付け(トッピングなど)
参考にしている店舗は、東京でもう一店舗あります。(浅草です)
広尾と2店ともディップソースやかけるソースが主流でした。
僕はというと、地元の塩『塩竈の藻塩』を使用することにしました。
他の味としては「黒トリュフ塩」「かつおぶし」「のりしお」「カレー」「チリガーリック(現在販売していません)」「アンチョビ&マヨネーズ」「サワークリーム&スウィートチリソース」など、まぶすかディップソースを添えるか。という感じです。
ニンニク醤油、味噌マヨネーズなども候補でしたが、今のところは手を出していません。
キッチンカーの許可の取り方にもよりますが、当店では手作りのソース販売は違法なので、そこは我慢しています。
試作にあたり
自分の思い描いていた部分と現実とで、乖離がある場合があります。
マンパワーでどうにかなる作業量的なことと、ルール上できないことなど。店舗に勤めていただけでは知りえないことを学びました。
また、経験上の知識と、現場で作業してみてわかる実感との差。
軽視していたこと。考慮していなかったこと。
すぐ対処できること、一からやり直すこと。追加購入するもの。
色々起こります。
そして、まだ見ぬお客様の満足のためのクオリティの追求。
料理に対してどこまでやりこむかの見極めも必要です。
(以前投稿していると思いますが、質と価格について。
「料理の完成度」というタイトルで述べています)
おわりに
次回は、初出店にたどり着くまで。
と、自分なりの初期の出店先確保の方法を投稿します。
2022年3月26日ついに初営業!
という流れです。