インデクスファンドの4つの選び方
最近は貯蓄だけでなく、日本でも「投資」をすることが薦められています。
その時に悩むのがどんな商品を選んだらよいか?
国が「このファンドを参考にしましょう」というものがありません。
投資は自己責任でもあり、具体的なファンド名を挙げると市場に影響を与えてしまうからです。
ですが、失敗は怖いししたくないからこそ、推奨されるファンドは手数料が低めの「インデックスファンド」です。
インデックスファンドを選ぶ際のポイントについて、解説します。
インデックスファンドとは
「インデックスファンド」とは特定の株価指数(インデックス)との連動を目指す投資信託のことです。
例えば、代表的なインデックスには日本株では「日経平均」「TOPIX」、海外株では「S&P500」などがあります。
例えば「S&P500」とは米国企業を代表する大型500社を指しています。
どの指数が良いのかなどは悩むところですね。
わたしも実際は日経平均やTOPIXと、どの指数がよいか、迷いました。
インデックスファンドの選び方ポイント
次の3つのポイントがあります。
①コスト
②トラッキング
③純資産高
④信託期間
①コストが低い
販売手数料と信託報酬のコストに注目します。
主な手数料としては3つです。
一つは買うときの手数料(販売手数料)
二つは運用・管理にかかる手数料(信託手数料)
三つは換金する時にかかる手数料(信託財産保留額)
インデクスファンドはコスト(手数料)は比較的安い傾向にあります。
販売手数料には「ノーロード」といって手数料がかからないものが
ありますが、一方、信託報酬は保有中はずっとかかり続けます。
例えば、
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は信託報酬が0.0968%
楽天・全米株式インデックス・ファンドは0.162%
インデックスファンド225(日本株式)は0.253%
など様々です。
このうちノーロードで信託報酬が低いものが良いとなります。
②トラッキングエラーが小さい
インデックスファンドには目標としている指数がありますが、実際の運用実績は完全に指数とは一致しません。
この誤差が「トラッキングエラー」で、指数との差が小さいほどよいのです。
上の図のように、楽天証券で見ることできるので、チェックしてみましょう。
③純資産残高が大きい
純資産高とはファンドの規模を表すもので、そこに組み入れられている株式や債券など資産の時価総額のことを指します。
純資産残高が大きいほど、コストが安くなりやすいですし、トラッキングエラーも小さくなりやすいです。
また、途中で運用中止になることも少ないと言えます。
なので、安定的に運用するには規模が大きいことが必要で、その規模は30億以上が目安です。
④信託期間が長い
信託期間はいつから運用されていて(設定日)、いつまで運用されるのか(償還日)を見ます。
最低3年以上の運用をチェックしましょう。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は
設定日が2018年7月3日
償還日が無期限
となっています。
全世界投資やeMAXIS Slimのものは2016年以降が多いですが、償還期間は無期限です。
ちなみに2021年は両学長は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のようなS&P500のファンドはおすすめとのことでした。
このファンドは米国株式ですので、日本株式・債券などを取り入れた分散投資が広く推奨されています。
しっかりと以上の4つをポイントをみて、最後は自分で判断することが大切です。
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