ガウディ
ガウディ(Gaudi)
スペインのバーセロナへは 数度仕事で行った。 1回目はバーセロナ港から、豪華客船内での企業通訳だった。
その次は、数年後、金融業界の世界大会で、「技術進化による金融業界の変容」と言った、話し合いだった。
仕事が終了してから、上手く自由時間が取れたので、ガウディがデザインした、長年建設中のカトリック教会を見学した。
日本からも、 芸術家、技術者が参加している、ユネスコ文化遺産にも指定された有名な建物だ。
Antoni Gaudi (1852-1926),( アントニ ガウディ)が、デザインをした教会建築物で、なんと1882年に基礎工事が始まり、2010年に全完成の半分を達成した。 とても長いプロジェクトなのだ。
1936年のスペイン内戦中は、建設工事が中断、戦後建設が再開された。 戦争中、ガウディが製作した、デザインの一部喪失といった事件もあった。
建築中の教会名は、 サグラダ ファミリア(Sagrada Familia) だ。
主に、民間からの寄付による建設であり、 完成予定日が随分後にずれ込んだようだ。
中世ヨーロッパで良く知られている、ゴシック建築様式であるが、 サグラダ ファミリアは、ガウディの個人的解釈を、強く出したデザインである。
中に入ってみた。 半分以上完成したとは言え、まだ建設作業の真っ最中であった。
歴史的場所にいる事実に、私と通訳仲間は、興奮気味に上の階に登ってみた。
地下室は、 作業員用仕事場があり、黙々と自分に割り振られた仕事に取り組んでいた。
遠方の日本から手伝いに来ている人もいる事を知り感心した。
教会を後にして、教会のある街並みを歩いてみた。
町の建物の中には、ガウディがデザインした、彼独特の特徴的建物も数件、目に入いった。
その夜は、もちろん、スペイン料理も楽しみました。
地元民が集まる市場を見つけ 地元民の真似をして、高いカウンターの椅子に座り、周りの人が食べている料理を指差して、「私にも」とジェスチャーで伝えた。
スペイン語が分からなくとも、イワシのスペイン風鉄板焼きを沢山食べた。