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まさにゴーイングマイウェイなおばあちゃん。
こんにちは、スタッフのきくです。
今日は、私のおばあちゃんのお話をします。
先日102歳でこの世を去った私のおばあちゃん。
おばあちゃんとは、私が結婚して実家を出るまで25年間、一緒に暮らしていました。
おじいちゃんが77歳で先に亡くなり、その後もおばあちゃんは、健康でここ最近までは、特に大きな病気もなく、介護度も父よりも低いくらいで、頭もしっかりしていて、いくつになっても、私にとっては「おばあちゃんは、おばあちゃん」のままでした。
そんなおばあちゃんもこの数か月で一気に体調が悪くなり、今までは一人で出来ていたことも周りの力を借りないと生活ができない状態になり、母が夜な夜な毎回起こされては、トイレの介助をしたりと、介護の大変さを知る事になりました。
母の負担も大きくなり、施設に入所を決めてから、この数か月で、この世を去る事になったおばあちゃん。
102歳とは思えないほど、しっかりした状態で健康的な姿でした。
ただ、私の中のおばあちゃんは、物心ついた頃から、おばあちゃんに私自身や私以外の孫が可愛がられた記憶もなく、孫にも興味がなく、いつも自分中心の、ちょっと、いや、かなりわがままなおばあちゃんでした。
そんなわがままが似合うおばあちゃんのエピソードは、数知れず。
若い時にお友達と東京に出かけて、お友達がトイレで待っていると、一人で勝手に帰宅して、お友達が探し回っていても気にしない。
お隣のお風呂をリフォームしたのを見に行ったら、「あたしゃ、ピンク色よりブルーのほうが好きだな」と文句をつけたり、
畑を荒らす猫をほうき片手に追いかけて、転んで、前歯を折ったり。
お正月やお盆に人が集まる本家だった実家は、毎年おもてなしの準備を母が準備するのも、手伝わず、自分は化粧や自分の身支度しかせずに、自分が用意したかのように振る舞うのを見たりすると、毎回、子どもながらに理不尽に感じていました。
そんなおばあちゃんも、私にこどもが生まれ、初めてのひ孫を迎えると、
里帰りしていた数か月間の間に、毎回毎回やっと寝かしつけた頃に、顔を見に来ては、話しかけ、起こすというのを繰り返し、私も産後の疲れと苛立ちを感じました。
ただ、孫には一切興味がなかったおばあちゃんもひ孫はかわいいのか~とちょっとびっくりしました。
我が子を抱っこして、「この子は、いしころおもてーなぁー」と話していたのを思い出します。
そんな長女も16歳になり、葬儀では一人で号泣するほど、優しい子に育ちました。
私にとっては、わがままなおばあちゃんは、最期まで変わらないおばあちゃんでしたが、逆にそこまで自分の流儀と言いますか、自分を曲げずに生きていられるのもすごいな~と思います。
ふつうはというのもなんですが、周りの顔を伺ったりするのものかと思いますが、おばあちゃんは嫁に来た時から、自由にして、よくお姑さんとも喧嘩していたそうです。
おじいちゃんは優しくて、全然怒らないおじいちゃんだったので、おばあちゃんものびのびしすぎたのかもしれないですが(笑)
そんなゴーイングマイウェイな人生を全うしたおばあちゃん、自分らしく生きることの大切さを教えてくれたのかなと思います。
私も自分の人生、一度切りですので、悔いのないゴーイングマイウェイな人生を送りたいなと思います。そして、おばあちゃんのように、自分の葬儀には、「あの人は、人生を全うしたからもう満足だろうね」と言われるくらいになりたいなと思います。
今回の記事はきくが担当しました☆