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自分の意思で最期をむかえること

【百万人の夢宣言〜お母さんが夢を語るルーム23〜】

脇門 比呂子さんの夢は「自分の意志で最期を迎えること」。

神奈川県横須賀市在住、3人のお母さんとして、看護師として、そしてMJプロとしても活躍中の脇門比呂子さん。夢は全部で3つあるんですと次のように話をしてくれました。

一つ目は、「母と2人で旅行に行くこと」。25歳で結婚し、母との時間をあまり過ごすことがなかった。還暦を迎え、スイス旅行に1週間1人で行ってきた母。次はカナダのナイアガラの滝が見たいと言っているので、叶えてあげたい、一緒に行きたいなと思っています。


二つ目は、「横須賀のお母さん大学生の居場所、拠点が欲しい」。仕事が終わり、ご飯やお風呂。バタバタなワンオペな毎日。1人でやると大変だけれど、誰かとやれば楽しい時間になるから、みんなでご飯とお風呂を済ませて帰れる場所をつくりたい。横須賀メンバーみんなそれぞれに強みがあるので、みんなでやればなんでもできる気がします。吉村さんは料理担当で、岸さんは子どもの遊び担当。私は特技が何もないから、お風呂担当になろうかな。


最後、三つ目は「自分の足で歩き、自分で食べ、自分の意志で最期を迎えること」。今、看護師としてパートで働いていますが、病棟には、ほとんど寝たきり状態の高齢者の方ばかり。ご家族の面会もコロナ禍でなく、刺激もない毎日。認知症で意思疎通もできずにいる方、天井を見て毎日を過ごしている方もいます。
現代の医療は、延命措置をして、生かし続けることが可能ですが、私はできればピンピンコロリで最期を迎えたい。だからこそ、いつどうなってもいいように、家族のためにも自分自身がどんな最期を迎えたいのか意思表示をしておくことが大切。自分の親にも確認しておかなくてはと思っています。体調を崩してしまってからでは、逆に聞けなくなるので。「リビングウィル(終末期医療における事前指示書)」というのもあるので、元気なうちに書いてもらったり、自分も書き残しておくといいかもしれません。

脇門さんの3つの夢を聞いて、「横浜と横須賀の中間地点に使っていいと言われていた空き家がありますよ」と参加者の方から。早速、持ち主に聞いてみようと話が進みビックリ。
また、「母が末期がんで様子がおかしくなり、急に入院。気づいたときは話もできない状態で、本人がどうしたかったのか全く確認もできないまま亡くなりました。だから、自分がどうしたいのか元気なうちに伝えておくのってとても大事なことだなと本当に思います」と話してくださった方も。

私自身、脇門さんの話を聞くまで、家族の最期も自分の最期も、考えたことがありませんでした。母と2人で旅行に行ったこともありません。誰しも必ず訪れる最期。今をどう生きるかにもつながること。後悔しないように、今度、帰省した時に聞いてみようと思いました。


湯番 池田彩


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●今後のスケジュール
11月19日(金)21時〜
MJでもあり、福岡県柳川市在住、男の子2人、女の子1人のお母さん。徳久裕美さんです。

以下のアドレスよりご参加ください。

百万人の夢宣言〜お母さんが夢を語るルーム24〜


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