自分のことも子どものことも守るために
「あれもこれも欲張り母さんの湯」とは
令和3年8月28日(土)21:00~
第一回あれもこれも欲張り母さんの湯 オープンしました。
今回のテーマは「DV知っていますか?」でした。
母の湯の中に、自分のお風呂をつくりたい。
でも、何をすればいいのかわからない。
悶々とした気持ち。
母の湯に浸かって、ゆっくりゆっくり心の中に浮かんだのが、
「知らないことを知ること」という私の夢。
あれも知りたいこれも知りたい、そんな思いから、
「あれもこれも欲張り母さんの湯」になりました。
「DV知っていますか?」というテーマの理由
テーマに合わせてゲストをお迎えし、
レクチャーを受け参加者でディスカッションという流れの学びの湯です。
初回は「DV」をテーマに学びを深めたいと思いました。
DVとは、ドメスティックバイオレンスの略語で、「配偶者や恋人など親密な関係にある、またはあった者から振るわれる暴力」という意味で日本では使われています。
ゲストスピーカーの津本さんは私の元同僚。
その当時から津本さんは自分の夢に向かって、次のステップのための勉強を始めていました。すごいなぁとは思いましたがそれ以上は何も感じませんでした。なぜなら当時の私は、お母さん大学生ではなかったからです。
今の私なら興味津々に話を聞いて、傍でたくさんのことを吸収できたのにと悔やまれました。
津本さんは、女性支援の施設でスタッフとして勤められた経験や更に教養を深めたいと福祉大学で学び直された経歴があったので、今回のテーマが「DV」に決まったことでオファーしたところ、快く引き受けてくれました。
パワーポイントで分かりやすく説明して頂き、周りにDV被害あっている人がいたらどのように対応すべきで絶対やってはいけないことなどをレクチャーしてくださり、たくさんの学びに繋がりました。
ありがとうございました。
お風呂あがりの今、私の気付き
お母さんの笑顔守れていますか?
『お母さんが笑顔でいることこそ幸せであり喜び。でもそれが我慢の中でつくられた笑顔ではだめ。真の笑顔で喜びの人生を歩んでもらいたい。』
と津本さん。
それを聞いた時、お母さんも「一人の人」として人権を守られるべきだと思いました。
家族のために私が犠牲になればいいと思うのは間違っていると思いました。
お母さんはいつもわが子のことを最優先に考えて行動するものですが…。
ふと、小林順子さんのエッセイ「有難う」を思い出しました。
「母100%だったけど、自分が病気をしてフラダンスと出会って、自分が楽しむこと、自分を愛せることが大切で、もっとも幸せなことなのかもしれないと思った。子どもは『幸せなお母さん』がきっと大好き」。
やはり何をするにもお母さんの笑顔が溢れていれば家族は幸せなのだと思えました。
でも、自分を押し殺してまでそうあるべきでないことを伝えたい、何かが犠牲になっても、自分を守ることが一番だと子どもたちにも伝えたいと思いました。
「おおかみこどもの雨と雪」を思い出す
ふと思い出したのが「おおかみこどもの雨と雪」というアニメ映画。
この映画、私は共感できずにいましたが、このシーンに救われました。
「わたしまだ、あなたに何もしてあげられてない」。
息子が狼として生きることを選んで山を去る瞬間に母が息子に向かって叫ぶシーン。狼となった息子はそのまま山の中に消えていく。逞しい狼の後ろ姿に安堵しました。
自らの意志で選んだ道。
こんな子に育てられたらいいなと思いつつ、末っ子の息子とあまり変わらないであろう年の子であることで、母親の心境になりました。
遠吠えを聞き「しっかり生きて!」と最後につぶやいた言葉が、母として最大の願いだと強く感じました。
願いは家族支援
DVを受けていても離婚を望まない方も多いのが現実、夫婦や家族の再統合を行うことで、子どもが安心して過ごせる環境を取り戻せたらならそれが一番だと思います。
夫婦に関しては、興味深い話もありました。
夫婦関係の改善策として、一緒にカウンセリングを受けてお互いの理解を深めていくことも一つの手ということです。
夫婦関係がうまくいっていれば、子どもの目に映る仲睦まじい両親の姿は、子どもの情緒にもきっといい影響を及ぼし、心の安定に繋がると思うのです。
「嫌なことは嫌と言えるように育てること。そうでないといじめやDVに繋がっていくと思う。私さえ我慢していればいいという考えは、相手も悪い方向に導いていることになる。子どもには嫌だとしっかり言えるように躾けることが自分を守るひとつの方法」。
福岡県小郡市にある産前産後サポートセンター 心ゆるり代表の豊田晴子さんの言葉を思い出します。
子どもが健やかに育つ環境とはなんだろう。
一緒に学んだことで、参加者の方からヒントをもらえました。
自分のことも、わが子のことも守るために、
自分自身を大切にできることが、お母さんには必要なのかもしれません。
湯番 田端真紀
母の湯とは
note上につくられたお風呂です。
お風呂に入る時は当たり前のように服を脱ぐように、
お母さんたちが「素」の自分になれる場所になったらいいなという思いで
つくった場所です。
お風呂の中では、大風呂の中で誰かと誰かが話していることに
聞き耳を立ててみたり、
あるいは自分の入りたいお風呂をつくってみたり。
誰かが作ったお風呂を覗いてみたり。
そしてこのお風呂はただのお風呂ではありません。
温泉のようにきちんと効能があります。
子どもの成長について、
仕事のこと、
自分自身の心の中のモヤモヤ…
お母さんを取り巻くさまざまな問題や課題を
虹色の泡に変えてくれます。
お母さんも夢を描き、笑顔になって、そしてきっと
お風呂を上がる頃には、
また明日も子育てがんばろうと、思えるでしょう。
お母さん業界新聞とは
お母さん記者(MJ)が何気ない、あたりまえの毎日を発信。
お母さんの心、「母ゴコロ」でできた、
日本にたった一つの、お母さんに偏った新聞。
最近ではお父さん記者も増えている。
お母さん記者の発信はネット上にある「お母さん大学」で。
お母さん大学とは、キャンパスは家庭、先生は子ども。
未来のわが子へのレポートを綴り、仲間のレポートで学び合う、
”お母さんに還る場所”です。
お母さん大学とは
お母さん記者(MJ)=お母さん大学生。
キャンパスは家庭、先生はわが子。
未来のわが子へのレポートを綴り、
ほかのお母さん大学生の日常から学び、
「お母さんでよかった」と心からお母さんを楽しめるように、
交流している、インターネット上の学び舎です。
お母さん大学サイトより
https://www.okaasan.net/oshirase/news/75246/
お母さん大学チャンネルより
https://youtu.be/BMLum6jQ5sM
百万母力プロジェクトより
https://100man-boriki.jp/okaasan-news-paper/