おかげさまです思考(統合的思考モデル)
「母ドラの湯」は、もし、お母さんがドラッカーを学んだら?という視点から、実際にメンバーを募り、月に一度、感想をシェアしあったり、気づきを得る会を実施しています。
経済について勉強することは、子育てについて考えること。
そして、笑顔のお母さんになるためのヒントがたくさん隠されています。
◆第6回目日程と課題
日時:10月18日(火)20時~21時半
①課題動画
「無意識の構造」
https://youtu.be/ogYxGoysC3M
②課題図書「経営者の条件」
時間管理後半・P57~76」
◆メンバーのやさしさにふれ「お母さんっていいな!」を再確認
5回目の受講は、3連休明けということもあり仕事からの帰宅が遅くなり参加できませんでした。うまく業務を回せなかった自分の時間管理のなさに落ち込む中、メンバーのひとりが講義のまとめを送ってくれました。自分もまとめたかったからとこちらへの気遣いも忘れないやさしさが心に沁みます。その気持ちがとってもうれしかったと同時に簡潔にまとめられたその中にはまさしく、お母さんがドラッカーを学ぶ神髄がありました。
「思いっきりモヤモヤすることが生命論的思考を育てる。モヤモヤが大事!子育て中にモヤモヤさせてくれたから、やっぱりお母さんになれて良かったなー!ありがとう!」
とありました。全力で子どもと向き合い共に成長を続けるお母さんの代表のような方、お母さんっていいな!とその方の記事を読み改めて感じます。
講義の後に、そのお母さん記者が書いた記事をご紹介!
「娘へのラブレター/MJ記者 安藤裕子(大牟田市)」
https://www.okaasan.net/hahagokoro/92758/
◆習得していることを迫られる場
「統合的思考モデルが自己人格のプロセスに入っている」
聞くだけだとよくわからず…。内容が難しくなってきて、追いつけなくなってきましたが、諦めないことを周りと共に実践中です。
嫌なことがあった時どうする?
マイナスが価値になると言うけど?
どうやったら価値になる?
どんなプロセス?
先生からの問いに頭の中がぐるぐる。
パッと「おかげさまです思考」と浮かんだけれど、きちんと説明できない私は下を向いていました。
一人のメンバーが「ひたすら自分と向き合って内省するしかない」と発言すると、先生より「内省だけだと自我の振り返りとなり、分離思考になってしまう」と。
結論
おかげさまです思考(統合的思考モデル)とは、
1.全体を生かし部分を生かす
2.無知の知を知る
3.問題は価値を生む源泉である
相手に聞くということは、聞こうとする自分がそこにいる。
相手を通して自分の知らなかった無意識の世界を知ることができる。
大切なのは答えよりも問い続けること。自分だけだと間違えるので、必ず周りと対話をして確認をすることが大切。
(2.の無知の知を知るにつながる)
自分が苦手だなとか嫌だなと思った相手でも勇気を出して対話できた時、こんな自分なら信じていいよねと思え、自分で自分を信頼できる。
マイナスの出会いがあったからこそ自分との対話が深まる。
自己人格の形成ができる。
自分自身を認める、自分自身を信頼する、自分自身を褒める。
最大の価値となる。
言葉を知っているだけじゃ本物にならない。習得することが大事。
先生より
「ここは習得していることを迫られる場」と言われ、ドキンとしましたが、
「小さくステップアップ。これでチャレンジしてみよう」と言われホッとしました。
さらに、「時間管理は人生管理やからね」と先生。
時間を制する者は・・・人生を制す?
成果をあげるための時間管理の基本プロセスについても、意識して日々過ごすことが重要だと強く感じました。
時間管理の基本 (『経営者の条件』P46)
時間を記録する 整理する まとめる
◆孤独を考える
以前、社会学者の宮台真司さんの勉強会に参加したことがあり、孤独についての海外のアニメーション動画を見たので、今回その発言をしました。
孤独は知らない間に忍びよる、人とのつながりを苦手とする人が多くなっていることが問題になっている。
その解決策としては、疎遠になっている家族に電話してみよう。
友だちにメールをしてみよう。
ちょっとのことでいい。何も変わらないかもしれないが、できることからやってみる。
子どもたちにもわかりやすいアニメーションだったので、子どもと共に再度見ました。
何かの折に思い出してもらいたいなぁと思っています。
現代病 地球的な課題 分離思考で近代文化を発展させてきたその代償。
「どんな人生を歩みたい?」
学校では問われないし、これで評価できない。
この人は自分にとってプラスかマイナスか?
マイナスは傷になるから、相手との距離を置きたがる。
傷つきたくないから、だんだん距離を置いて孤独になっていく。
人間は周りとのやりとりで初めて人格形成ができるのに、それからの遠ざかり、ますます病んだ人が出る。
マイナスは嫌だ!
傷つくのは嫌だ!
傷は人間らしい
それも含めてどう価値にするか
傷つくことは、相手の痛みもわかることだからやさしい気持ちの入り口なんだ。
そう発想できることが21世紀ますます大切になってくる。
白仁田先生の解説により、より理解できました。
子どもたちにお母さんが伝えるべきことはきっとココ。
きちんと伝えていく必要性を感じました。
(田端真紀)