ポジション・肩書き・責任
3人の男の子を育てながら、フルタイムでがんばっている薄祥子さんの夢は、「自分の意見がきちんと通る、責任あるポジション主任や課長になること」。今のご自身の境遇や夢をこう話してくれました。
結婚前にアルバイトとして入り、そのまま正社員として働き続けること17年。物流関係の会社に勤務しています。450人の社員数に対して、女性社員は2、3割。役職のある女性の方も4人しかおらず、まだまだ男性中心の会社です。
これまで3回のお産で産休育休を取り、早くバリバリ働きたいと職場復帰。朝はバタバタ、仕事が終われば保育園に直行。食事、お風呂、寝かしつけ、子どもの体調管理とアイドルかと思うような分刻みの過密スケジュール。それでも、子育てとは別の世界で自分を認めてもらえる場所がほしかったこともあり、続けてきました。
しかし、私が今の立場でいくらいろんな提案をしても、上司でストップ。会社にはなかなか意見が通りません。それでも強味があればワンチャンスあるのではと勉強を続けていますが、なかなか「私」発信では物を言えないことをいつももどかしく感じています。
後輩のためにも、自分がまずは責任のあるポジションにつき、女性、お母さんたちの意見が風通しよく伝わるようなロールモデルになれたらと思っています。
また、復帰後、なかなかママ友ができず、ほんとに寂しい思いをしました。保育園では人脈をつくるのは難しい。認可保育園の入園も最初は待機通知を受けてやむを得ず認可外を選択。だいぶ後になってから認可保育園入園のコツを知る機会があり、情報はいくら近くにあっても、つながりがなければ知ることができないことを痛感。その経験から、「育休後アドバイザー」を取得し、お母さんたちの情報交換の場づくりをしています。時間管理だけでも手帳に書くだけではなく、いろんなデジタルツールがあり、それを知るだけで楽になるお母さんがいるはず。そんなお母さんたちの役に立てたらと思っています。
薄さんが開催する「働くお母さんのゆるゆる座談会in久留米 Vol.3」はコチラ
https://www.okaasan.net/okaasan-newspaper/chiggo/76878/
薄さんの話を聞いたお母さんから、「子どもが小さいときはどうやって生きてきたか必死で…」、「私も友だちができなかった」、「保育園でお母さんとすれ違っても話もできないのが本当につらかった」という声がたくさん寄せられました。
2016年4月から女性活躍推進法が施工され、女性が働きやすい会社づくりを考え実行している会社も増えているとは思いますが、実態はまだまだの印象。企業には、形だけではなく、子育てしながら仕事をしているお母さん社員の生の声にぜひ耳を傾けてもらいたいですね。
湯番 池田彩
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●今後のスケジュール
10月日15日(金)21時〜
夢を聞かせてくれるのは、2男2女のお母さん、三代川りかさん
以下のアドレスよりご参加ください!
百万人の夢宣言〜お母さんが夢を語るルーム19〜