お母さんの笑顔から広がる世界平和
【百万人の夢宣言〜お母さんが夢を語るルーム28〜】
浅井智子さんの夢は「お母さんの笑顔から広がる世界平和」
「まじで世界平和を狙っているんです」と口火を切った浅井智子さん。23歳と18歳の二人の母でもあり岐阜県多治見市の森のようちえん「自然育児 森のわらべ多治見園」園長として、さまざまな角度からお母さんを笑顔にすることにフォーカスをあて活動している浅井さん。そのワケを次のように話してくれました。
日本社会における一番の課題
お母さんたちの笑顔が世界平和につながっていると本気で思っているので、各部門ごとのスタッフに自分のやっていることが、どうお母さんの笑顔につながっているのか、常に意識してもらいながら活動しています。
コロナで社会が変わり、ますますお母さんの命に即した視点がとても大事な時代になりました。日本は先進国の中において、子どもや女性の自殺率が高く、子どもの貧困率も高い国です。子どもが置かれている状況は非常にシビア。子育ての一番の主役はやっぱりお母さんなのに、そのお母さんが幸せそうに子育てができていない。これが今、日本社会における一番の課題だと思います。
だからこそ、自然の中で母子のコミュニティの場をつくり、母としての喜びを取り戻す取り組みをしています。お母さんって世界のキーマン。もちろんお父さんの機動力も大事ですが、子どもとお母さんの笑顔はセット。お母さんは命の根源、太陽みたいな存在です。
森のわらべは、毎日送迎にお弁当、保護者自身が保育当番に入ったり、クラブ活動もあったりとわざと助け合わないといけない仕組みをつくっています。今の時代の真逆をいっている。それにも関わらず、たくさんのお母さんたちから問い合わせがあります。お母さんは子育てから逃れられない、ならいっそのことどっぷり向き合ってやるほうが一段と楽しい。キレイなところだけを見せるのではなく、ぶつかり合い、大変さを一緒に向き合って子育てしていく。そうやってできたつながりは一生のつながりになります。本当はこんなコミュニティがいっぱい必要なんです。お母さん自身にお母さんってスゴイと思ってほしいです。
お母さんへのアプローチ
子育て支援の取り組みをしている参加者の方からは、森に慣れていないお母さんたちがいきなり自然体験を楽しめるのか、その楽しみ方を知ってもらうためにどうしたらいいのかという質問があり、「森で待つだけではなく、そうした人たちが、参加しやすい場所にこちらから出向くことも大事。関係性ができてない時からいろいろ言っても仕方ないので、お茶でも飲もうというところからアプローチします。不安だったり母としての自信がなくても、わが子の幸せを思っているのはお母さん。どんなお母さんも一生懸命だから、まずはゆるんでもらいたい。ココに来てくれただけでありがとうと思っている」という話をしてくれました。
「お母さんの笑顔が世界平和につながる」という浅井さんのメッセージ。私自身も同じ思いでお母さん業界新聞の活動をしているので、聞いていて胸がとっても熱くなりました。より工夫をしながら、これまで以上にまっすぐ進んでいきたいと思います。
湯番 池田彩
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●今後のスケジュール
12月24日(金)21時~ ☆クリスマスイブ☆
高2娘、中2娘、小5息子のお母さんでもあり、三味線を弾いて唄う音曲師「桂小すみ」として寄席を中心に落語会、コンサート、ライブ、イベントにて国内・海外で活躍中の松本優子さん。
次回夢宣言のお知らせ
1月7日(金)21時~
双子のお父さんでもあり、お父さん業界新聞に編集長として抜擢された藤吉信仁さん。
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