新米のお母さんがほっと安心できる言葉かけやサポートができる人になる
【百万人の夢宣言 お母さんが夢を語るルーム35】
お母さんの笑顔のために
安藤裕子さんの夢は、「新米のお母さんがほっと安心できる言葉かけやサポートができる人になる」こと
大牟田市在住、8歳の女の子のお母さん。昨年、国家試験に合格し産婦人科で看護師として勤務する安藤裕子さん。元々、人のお世話をすることが大好きなので、これからは「お母さんの笑顔」のために動いていきたいと次のように話してくれました。
母になり、看護師になった
父が皮膚科医をしていますが、看護師にはなれないとずっと思っていました。人の世話も注射もムリ、できるわけがないと。でも、実母が乳がんになり付き添いをした経験と、自分が母になり赤ちゃんのオムツを変え、汚れた服を洗い、体調管理をしているうちに、無理と思っていた看護師という仕事が、実は向いているのかも、好きなのかも・・・と思うようになりました。看護師という道はシングルマザーとして生きていくための一つの手段でもありますが、母になったからこそ選ぶことができた選択です。
赤ちゃんを抱っこできる幸せな仕事
産婦人科に勤務して1年になります。外来も入院も、帝王切開の手術もあり、やることの幅が広く毎日が必死です。まだまだ、その場を守ることが精いっぱい。産後のお母さんに上手に声かけもできていません。出産したばかりのお母さんは、動物的な本能が芽生えていることもあり、子どもの命を守るのに必死。自分のケアがおろそかになりがちです。気づくと体も心もガチガチになっています。私もそうでした。そんな時にふっと肩の力が抜けるような声かけができる看護師になりたいと思っています。赤ちゃんを抱っこしてお給料がもらえるって最高ですよね。おばあちゃんになっても、抱っこボランティアとかしたいです。そのお母さんがまた次のお母さんにやわらかい言葉かけをしていって、幸せな循環ができたら一番うれしいなと思います。
娘が応援してくれるから
参加者のお母さんからは、「コロナ禍の出産で、いろんな方に抱っこしてほしかったけれど抱っこしてもらえなかった。全力でサポートしてくれる看護師さんがいたら安心。次は安藤さんがいる産院で産みたい」、「こんなに苦しいのに周りは流れ作業なんだとはじめてのお産で驚いた。でも、ずっと腰をさすってくださった助産師さんがいて、安藤さんは、その方のようだと思いました」と。また、安藤さんのお子さん、みゆうちゃん(8歳)も途中参加。夢を聞くと「医者になっておじいちゃんの跡継ぎをする。おじいちゃんもママもいっぱい働いて立派」と話をしてくれました。
声かけって、実はとても勇気のいること。でも、この勇気一つで助かるお母さんがいっぱいいます。公園やスーパーなどでも。安藤さんの言葉から私たちお母さんだからこそできることもたくさんあるな~と改めて感じました。幸せな循環、自分の町でつくっていきたいですね。
次回のお母さんが夢を語るルームは…
●今後のスケジュール
3月11日(金)21時~ 「お母さんが夢を語るルーム36」
愛知県豊田市の2児のお母さん 山本有希さんにお話しいただきます。
以下のアドレスよりご参加ください。
湯番 池田彩
あなたのサポートは、お母さんを笑顔にします。 どうか、やさしいお湯を提供くださいませ。