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辛かった日々

今から30年近く前の話。

私の父は塾の先生をやっていました。

私も半ば強制的にその塾に通わされていて、そこには同じ中学の同級生も何人かいました。

ある日、その中の1人が私のことを「親が先生やってるからって生意気」と言い、いじめが始まります。

大人になった今なら「は?何言ってんの?」と相手にせず放っておくでしょうが、子供の世界というのは学校生活が全て。

しかも学校だけでなく塾でもいじめられていたので、全く逃げ場がありません。

おまけに父は見て見ぬふりをしていたので(最低ですけど)助けてもらうこともできません。

昔は今みたいにオンラインスクールやフリースクールなんてものはなかったですしね…。

そんな日々が2年程続いた頃、私は病気になって入院したことで(毎日が地獄だったのでストレスが半端なかったのだと思います)物理的に学校からも塾からも離れました。

そのまま入院生活を送り、卒業を迎えた私は高校に進学し、高校では「親が先生やってるからって生意気」なんて言うヤツは誰一人おらず、いたって普通の高校生活を送りました。

その後、いい人にたくさん巡り合って辛さはかなり緩和されましたが、女子の集団は苦手とか、今でも多少のトラウマはあるので、子供達が小さい頃のママ友集団なんかは最低限の付き合いでスルーして過ごしました(苦笑)

父はいじめのこと以外にも、いつも出来の良い子と私を比べて何でできないんだと言い、どんなに頑張っても認めず…という感じだったので、今でもあまり関わりたくありません。

一時期は父のことを許せない自分にダメ出しをしていた時もありましたが、それ相応のことをされた結果なので、無理に許さなくてもいいやと思うようになりました。

大学に行かせてもらったこととか感謝してることもないわけではないので、それで良いかと。

今でも思うのは、あの時辛かった場所から離れたからこそ今があるということ。

もし離れていなかったら、私は今ここにはいなかったかもしれません。

人生も折り返し地点を過ぎたので、楽しいことを見つけながら過ごしていきたいなと思います。

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