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「コーヒーはブラックで飲むもんだ」って言ってた割にはまた残してた。
本当に好きだったかどうか、今となってはわからない。
今日は私は、放ったらかしな思い出や明日を捨てにやってきた。
忘れたい事は全部覚えてて、忘れた事が思い出せないや。
部屋から出てきた君は私を振った時と同じ顔で、私を振る前と同じ顔で話をしようとしてる。
しかも、裸足のまんまで玄関まで出る癖は直ってないね。
セルフケアしなくちゃいけない。
戻った晩に全てを詰める旅行鞄に。
「コーヒーはブラックで飲むもんだ」って言ってた割にはまた残してた。
本当に好きだったかどうか、今となってはわからない。
今日は私は、放ったらかしな思い出や明日を捨てにやってきた。
忘れたい事は全部覚えてて、忘れた事が思い出せないや。
少し早いしゃべり方で人から聞いた話をしては笑っていた。
「コーヒーはブラックで飲むもんだ」って言ってた割にはまた残してた。
本当に好きだったかどうか、今となってはわからない。
今日は私は、放ったらかしな思い出や明日を捨てにやってきた。
忘れたい事は全部覚えてて、忘れた事が思い出せないや。
君の部屋に置いてた荷物を一つ残らず鞄に詰めて、
「お邪魔しました」と玄関へ向かった所でテンパって、
私は靴を履けずに転んだ 。「大丈夫かよ」って君が来るんだ。
私は言う「放っといてよ」って。
「飲んでけコーヒーの一杯でも」って。
少し早いしゃべり方で人から聞いた話をしてた。
君のその適当な感じがコーヒーの中に沈み込んだ。
君は「コーヒーにハチミツを入れてみな」って、一滴も残さずに飲み干した。
本当に好きだったかどうか、今となってはわからない。
今日は私は、放ったらかしな思い出や明日を捨てにやってきた。
忘れたい事は全部覚えてて、忘れた事が思い出せないや。
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