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DJプレイ中心になった『DJMAX』&『TAPSONIC』イベント「Music Cafe vol.2」の感想

『DJMAX』&『TAPSONIC』の日本2回目の公式イベント「Music Cafe vol.2」が2018年9月9日に開催されました。イベントの詳細は公式サイトプレスリリースも見るといいでしょう。ちなみに、私が書いた第1回「Music Cafe」のイベントレポートのノートもあるので、そちらもチェックしてみてください。このノートでは前回のイベントとの比較もしていきます。

ファンどうしの交流よりもDJプレイが中心になった第2回

本イベントは前回の2倍の100人までのイベントになりました。前回、私はキャンセル待ちで入場しましたが今回は当選。外れた人も多かったようでキャンセル待ちの人たちもいましたが、全員は入れなかったようです。イベントの形を考えてということなのでしょう。

さて、100人になってイベントがどう変わったかという話です。前回のイベントは、ゆったり空間での軽食や運営に指定された複数人チームでのクイズ大会がありました。ですが、100人になった今回のイベントでは前回のアンケートも考慮してか、DJプレイコーナーや関係者への質問コーナーなどステージイベントが中心になった印象です。前回はファンたちの交流もメインにしていましたが、そこに変化がありました。

今回も前回のイベントと同様に、応募したときに書いた「自分の好きな3曲」と自分のTwitterアカウントが書かれた名刺が運営から配られてはいました。これは20枚配布されており、周りのファンに配れるようになっているというものです。しかし、前回と比較すると、周りのファンたちと交流するには自分から能動的に行く必要があるようになってました(ぼくのようなコミュ障には辛いかもしれない)。

今回もイベントの運営はゲームオンで、嶋田さん(ゲームオン社員)らが進行していました。もちろん、前と同じくDJ嶋田としても活躍していました。NEOWIZが立ち上げた音楽ブランド「MUCA」のスタッフも来ていたようですね。

後述するコーナーにも登場するNB RANGERのNB REDさんも会場には来ていました。なお、PVにも登場した「本当の中の人」らしいです。

以下、イベントのタイムテーブル。

1.DJプレイ(1回目)
2.『DJMAX RESPECT』ステージ
3.
DJプレイ(2回目)
4.
『TAPSONIC TOP』ステージ
5.
DJプレイ(3回目)※事前に行ったアンケートでの人気曲TOP 10

それでは、各コーナーの感想を書いていきます。なお、前回のノートと同様に記憶と写真、ネットの情報を頼りに書いております。情報が間違ってたりしたら教えてください。

「D2」から「Don't Die」とD縛りに個人的に沸いた1回目のDJプレイ

DJ嶋田による1回目のDJプレイコーナーはDJMAX RESPECT(以下、RESPECT)の新曲「KILLER BEE」からのスタート。いきなりのハードなスタートに大盛り上がりを見せました。続いては、bermei.inazawaによるJazz House楽曲「Cozy Quilt」。さまざまなジャンルの楽曲があり、どれもクオリティが高いのがDJMAXシリーズの魅力ですね。

続いて「Shoreline」などを挟みながら、「Fly Away」へ。「Fly Away」はTECHNIKA Qに2017年12月20日に追加され、のちにRESPECTのアップデートパッチ(Ver.1.08)で無料追加された、XeoNによる楽曲。人によっては、なかなかのサプライズだったでしょう。

『DJMAX online』が初出でBGAのオープニングがおもしろい「Phoenix Virus」などから、譜面でD2という文字を表現するProgressive楽曲「D2」へ。そして、「D2」からの「Don't Die」というD縛りに個人的に興奮しました。Dが4つでD4じゃないか!そこからの、DLC「BLACK SQUAREパック」でRESPECTについに追加された「Heart of Witch」へ。かなり興奮したパートです。

あとは「XLASHER」が流れたのが意外でした。最近はプレイできず懐かしさもあり、SLASH!と叫んでしまいました。なお、スクリーンにはBGAが流れていましたが、日本語版のみに収録された伝説のBGAではなかった模様です。「制作 ぱんたびじょん ぷろだくしょん」と出たり、「消えやがれ…」というセリフが日本語で表示されるのがかつて話題になってましたね。

DJプレイ1回目は「Yo Creo Que Si」でシメ。DJ嶋田さんは「しょっぱなから速い曲ばっかりですみません」とコメント。なお、徹夜でセットリストを考えたようです。

以下、DJプレイ1回目のセットリスト。

1.KILLER BEE
2.Cozy Quilt
3.Lover (CE Style)
4.Shoreline
5.Fly Away
6.Thor
7.Phoenix Virus
8. La Campanella : Nu Rave
9.D2
10.Don't Die
11.Heart of Witch
12.XLASHER
13.Sweet Shining Shooting Star
14.NB RANGER
15.Kung-Fu Rider
16.Yo Creo Que Si

NB REDも登場した、制作者とファンが対決する『DJMAX RESPECT』ステージ

『DJMAX RESPECT』ステージでは制作者のjukingさん、XeoNさん、NB REDが登場。RESPECTでは「juking must die!」というミッションもありましたね。まずは、事前にファンから受け付けていた質問を3人が答えていくコーナーからスタート。以下、質問をピックアップして紹介します。

まずはjukingさんへの質問から。「『DJMAX online』のみに収録されていた楽曲の収録はリソース的に難しいのか?」という質問に対しては、jukingさんは「認知はしているが、今すぐには難しいかもしれない」とのこと。難しいけど、収録したいという想いは伝わってきました。

続いて、「PORTABLE 3、TECHNIKA 2、TECHNIKA 3のパックはRESPECTに出ないのか?」という質問。「当時のリリース順番で出しています。ご期待ください。お知らせがあるかもしれません。」とのこと。「大人の事情」というワードを挟みつつ、かなり本当にありそうな感じでした。また、Nintendo Switch版に関してはSwitchの特性を活かしたものを出したいから、研究する必要があるとのこと。これも大人の事情ということで締められました。

質問コーナーはXeoNさんへ。「前回のイベントで衝撃のXeusの誕生秘話があったが、ほかにも変な逸話のある曲はあるか?」という質問。「Fly Away」は去年に公開されたが、実は古い曲で2005年あたりに作った楽曲であるとのこと。兵役時代に作った曲、というかメモをしていた曲だそうです。TECHNIKA Qで新曲が必要になったので、記憶を辿って作ったということです。

変わった質問としては「メガテニストですか?」(『女神転生』が好きか?)という質問が。これはエスパー的解釈で、神の名前が付いた楽曲が多いからという意味になりました。「Thor」はXeoNさんが付けた名前でなく、同僚が付けたのこと。そして、ファンの人から「Thorがいるならゼウスもいるのでは」となって「Xeus」が生まれたようです。

ちなみにぼくはメガテニストと聞いて、sampling masters MEGA(akaめがてん細江、細江慎治さん)を思い出しました。

質問はNB REDにも。「NB RANGERとして世にはびこるバカップルを制裁してきた中で、一番ムカついたカップルは?」のような質問に対しては「ゲームセンターで一緒にプレイしているカップル」とのこと。NB REDへの質問は、かなり笑いが起こっていました。なお、「I Want You」に出てくるスイのPSNアバターの追加は前向きに検討するらしい(急にNB REDが中の人っぽくなる)。

そして、会場から選ばれたファン3人 Vs 制作者たちとのRESPECTを使用しての対戦コーナーへ。ファン側が勝利したら、DJMAXのポストカードが来場者全員にプレゼントされるということで自信のある人が手を上げていました。1人目のファン Vs jukingさんの戦いで選ばれた楽曲は「Heart of Witch」。LEDパネルに映像を映していて遅延もあって普段とは違う環境なので、苦労していた感じでした。高難易度を選択していたこともあり、バトルはjukingさんがゲームオーバーに。1戦目はファンの勝利となりました。

2戦目で選ばれたのは「Mulch」。こちらもXeoNさんが健闘していましたが、終盤にゲームオーバーに。ここでファン側の勝利が確定してポストカードが貰えるようになりました。3戦目はファン Vs NB REDでファンが勝利しましたが、「NB RANGER - Virgin Force」の隠しBGAがアンロックされて笑いが起こってました。

対戦した3人のファンには、それぞれ制作者から特別なプレゼントが個別に渡されて、『DJMAX RESPECT』ステージは終了しました。

スパソーニ!スパソーニ!した2回目のDJプレイ

2回目のDJプレイは「Heavenly」というMakouのTropical House楽曲からの、ゆったりとしたスタートになりました。続いて2008年にリリースされたPortable 3の楽曲「Jealousy」へ。これは同じく2008年にリリースされたTrilogyに収録されていた「My Jealousy」という別バージョンもある楽曲ですね。

なお、一瞬「A Lie」が流れた気がしましたが(別の曲だったら、すみません)、時間が押してたと言っていたこともあってかシリーズ定番曲「Sunny Side」へ切り替わります。ここからはオープニングレベルの定番曲メドレーといった感じで「Get Down」、「First Kiss」、「Memory of Beach」と続いていきます。

「Memory of Beach」は前回のイベント初代「Music Cafe」に続いて、またしてもDJ嶋田がタブレットに「事足りぬ~」と書いたカンペを見せていました。前回もあったからか、皆がちゃんと叫んでいたような気がします。そのあとは「Say It From Your Heart」で落ち着いてからの「SuperSonic (Mr.Funky Remix)」、「Hanz up!」とMr.Funky縛りでノリノリになってDJプレイ2回目は終了しました。

以下、DJプレイ2回目のセットリスト。

1.Heavenly
2.Jealousy
3.A Lie(時間の都合で一瞬)
4.Sunny Side
5.Get Down
6.First Kiss
7.Memory of Beach
8.Say It From Your Heart
9.SuperSonic (Mr.Funky Remix)
10.Hanz up!

Tsukasaとサプライズゲストも登場!『TAPSONIC TOP』ステージ

『TAPSONIC TOP』ステージでは、再びXeoNさんが登場。『TAPSONIC TOP』(以下、タップトップ)は、2018年9月12日に日本でもリリースが決定したシリーズ最新作の音楽ゲーム。キャラクター育成システムや、ストーリーなどのフレーバー面からも楽しめるゲームになっています。ほかの音楽ゲームでも有名なコンポーザーの楽曲が収録されるのが、日本版の特徴となっています。

「風に願って、あれから14年。」というタップトップのPVはすでに公開されていましたが、会場はなかなか沸いていました。

リリース後、1か月以内にプレイすることでもらえるという「I Want You」でお馴染みのキャラクター・スイの才能開花後の衣装は初公開とのことです。いやはや、これはこれはスイに完全に釣られて事前登録してしまいますね。楽曲以外も楽しめる、入口が広そうな作品になりそうな予感です。

タップトップのプレゼンが終わったあと、XeoNさんとファンとの対戦コーナーへ。選ばれた楽曲はTsukasaの「The Clear Blue Sky」。どちらが勝つか、かなり接戦のような気がしましたがなんとかファンの方が勝利して会場全員にタップトップのポストカードが配られるようになりました。

続いて登場したゲストは、シリーズでもお馴染みのコンポーザー・Tsukasaさん。そして、また事前に受け取っていた質問に答えるコーナーになりました(質問はピックアップして紹介)。「Tsukasaさんの楽曲で歌いたいが、英語ができない」という質問に対しては「The Clear Blue Sky」も元は日本語の楽曲だから、コンタクトを取ればいいとのこと。たしかに、日本語版がありましたね。アニメソング楽曲での活躍が多くなってきたのは、持ち込み営業をしていたからのようです。Tsukasaさんの曲で歌いたい人も、持ち込みをするといいのかもしれません。

「DJMAXシリーズに曲を提供し始めたきっかけ」は昔すぎてうろ覚えのようですが、Onlineの時代に所属していたコミュニティに韓国の人もいたからのようです。また、日本と韓国で国によってディレクションの違いがあるかについては、わりと「作曲家にお任せ」だと語られました。そして、タップトップに収録されるTsukasaさんの新曲「Let up」が流されて紹介されました。

と、ここでサプライズゲストとして「Let up」を歌うボーカルのharuさんが登場!そのまま、生で「Let up」を歌っていただけました。

人気楽曲のカウントダウン形式となった3回目のDJプレイ

3回目のDJプレイは、事前に行ったアンケートでの人気曲TOP 10をカウントダウン形式で発表しながらという形で行われました。10位は、これまで何回も出てきたスイが登場する「I Want You」。前回のイベントでも盛り上がっており、今回も「I Want You」と「You're all I need」コールで盛り上がりました(はじめて歌詞を調べたけど、そのあとは韓国語だったんですね)。

続いての9位はTsukasaさんの楽曲「In My Heart」。イントロが流れた瞬間の沸きは、さっきまでTsukasaさんがいたからですね。ちなみに、歌が最初は英語版で途中から日本語版になったような気がします。8位の「Ladymade Star」はESTi曲キターと個人的な想いが。ぼくは同じESTi曲の「Oblivion」に入れたんですけどー、と言ってもこの場所では皆さんノレる曲を聴きたい感じでしょう。

6位の「風にお願い ~Live Mix~」は、つい最近RESPECTにも韓国版発売1周年アップデートで追加された曲。もしかして「風にお願い」で投票が入ってたのかもしれませんが、気を利かせてくれたのかもしれません。5位の「glory day」は新しめの曲としては健闘していますね。RESPECTのテーマ曲的存在であり、DJMAXシリーズのリブートを象徴するという感慨深さというかストーリー性があるからかもしれません。

「Y (BS Style)」は、前回のイベントで盛り上がったからというのが大きかったかもしれません。ぼくは、名刺にもあるように前回のイベントで聴いてもう一度聴きたかったから好きな曲に選びました。もちろん、今回もYコールとポーズで盛り上がりました。BS Styleだったとおもいますが、CE Styleもある曲です。

2位の「The Clear Blue Sky」はタップトップのコーナーでも聴いていましたが、DJコーナーでもノリながら聴けるのはうれしかったです。なにより、途中から歌が日本語版に変わる演出があったのが良かったですね。TECHNIKAのサントラか同人CDでしか聴けないバージョンのはず。ところでPortable 3日本語版での「Cosmic Fantastic Lovesong」など、日本版だと日本語になっていたりしますが、ゲームでも日本語版「The Clear Blue Sky」やりたいですね(できるバージョンないですよね?)。

そして、1位は初代Portableからお馴染みの「BlythE」。ボス曲的な存在でもあった印象がある楽曲ですね。BGAの新宿駅も強く記憶に残っていますし、現在でもRESPECTでよくプレイする曲です。

以下、DJプレイ3回目のセットリスト(ランキング)です。

10位.I Want You
9位.In My Heart ※途中から日本語版
8.Ladymade Star
7.WhiteBlue
6位.風にお願い ~Live Mix~
5.glory day ※日本語版だったかどうか忘れた
4.Y (BS Style) ※CE Styleかもしれない
3位.SIN ※「SIN -The Last Scene-」ではないと思われる
2.The Clear Blue Sky ※途中から日本語版
1.BlythE

まとめ

前回と同様に、来場者全員にノベルティが配られていました。

前回のバッグは黒色で、今回は白色。「glory day」のクレアと「BlackCat」のフェイルをあらわしているのでしょうか(無駄な深読み)。また、ステージイベントでファン側が勝利したのでポストカードも配られました。

衣装チェンジしたスイがさっそくポストカードに。クレアとフェイルも入ってました。中国版『少女前線』(『ドールズフロントライン』)にもこいつらがコラボで出たらしいので、日本版でもやりたいところです。RESPECTに『ドールズフロントライン』DLCは出ましたけどね。

というわけで、「Music Cafe vol.2」は終了。今回もゲームオン運営による、「わかってる感」のあるイベントとなりました。ただ、1つ心残りだったのは前回にできなかった「Never Say」旧BGAでのカクカク走り。もしかしたらDJプレイ2回目に時間が押しててカットされたのかもしれませんが、ぜひともリベンジしてほしいところです。

ひとまずは配信の近い日本版タップトップを待ちつつ、RESPECTもプレイしながらDLCのリリースを待ちましょう。少しだけ言及されたSwitch版も開発されたらうれしいです。

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