好きな選手のことを書いちゃうぞ 005　藤本つかさ編

とうとう5回目になりました、今回はアタシ的には女子プロレス界の中心的ポジションで常に高いパフォーマンスを提供している凄い女子プロレスラー、藤本つかさ選手を書こうと思います。

藤本つかさ選手は2008年8月23日デビュー、アイスリボンに所属されていて現在では同団体の取締役選手代表の肩書きを持ちます。元々は会社員だったそうですがタレント活動もしていたそうです。そして芸能人フットサルチーム「南葛シューターズ」に入団しゴールキーパーで活躍。その後プロレスを題材にした映画「スリーカウント」の出演の為にトレーニングを開始する事になります。この映画に出演する条件がプロレスデビューだったらしく映画公開後にはプロレスを辞めていても不思議ではなかったのですが、現在でも現役バリバリで活躍されています。

アタシが藤本つかさ選手を生観戦したのは確か2011年10月27日に行われたセンダイガールズ主催の女子プロレス団体対抗 Flashトーナメントだったと思います。恥ずかしながらアイスリボンという団体も藤本つかさ選手も全く知りませんでした。撮影した写真で確認しただけでその時は何も興味無かったのです。
Flashトーナメントでも特に印象は残っていなくて、藤本つかさ選手に興味を持つのはもう少し経ってから、2012年頃のプロレスリングWAVEでの観戦からでした。

当時のアタシは女子プロレスを観戦し始めた頃であまり選手を知りませんでした。後に大ファンになる大畠美咲さん、栗原あゆみさんなど綺麗な選手が多いなぁと女子プロレスの魅力に徐々に惹かれている真っ最中だったと思います。そんな時に藤本つかさ選手をしっかり見るようになったと思います。そしてユニット「クローズ」を良く応援していたような気がします。

逃げない姿勢
真っ正面で受け止める強さ

いつからから藤本つかさ選手の試合が楽しみになり、少しずつ藤本つかさ選手の凄さに気づけるようになりました。特にアタシが好きなのは逃げない姿勢、相手の技を受けきる強さでした。
藤本つかさ選手は常に体型が変わらず細身です、そんなに強靭な肉体には見えません。体重も軽いはずなのですが打撃を真っ正面から受け止める姿勢を崩しません。投げ技もしっかり受けきる技術もあり本当にタフな選手なのです。対戦相手は安心して攻撃ができるんでしょう、容赦ない攻撃をしてきます。それでも本当の意味で受けきれない藤本つかさ選手を見たことがありません、これって本当に凄い事だと思うのです。

強くなくてはいけない立場に身を置くことで強さが増す

所属団体では取締役選手代表という立場であり、所属選手から絶対的な信頼と揺るがない強さを求められるポジションです。一選手という立場では無いので本当の意味で強さ、格好良さ、団体の顔という重責を背負っているはずです。これは並みの選手じゃ背負いきれないモノだと思いますが、藤本つかさ選手はそれを己の強さに変換できているんじゃないかと思うのです。
プロレスの興行はたくさんの選手、スタッフ、そしてファンによって成り立ちます。その興行を成功させる為にも大黒柱があるのと無いのでは大違い、不動の大黒柱として藤本つかさ選手が居ることで全てが円滑に安心して回っている気がします。そんな藤本つかさ選手の居る空間、それがアタシには心地よいのです。

全てを受け止める守護神

アタシが藤本つかさ選手を好きな理由としてもう一つ、ファンの期待を裏切らないところがあります。ファンが望むモノ、きっと見たいだろうと思うモノを提供したいと考えている気がします。時には自分が身を引き他者を目立たせることもする、時には自分が矢面に立ち自ら盾にもなる、そんな感じに見えるのです。
変わったこと、新しいこと、今までと違うことをするって難しいし怖いことでもあります。でも藤本つかさ選手の存在があれば安心して挑戦できる、絶対的な守護神のような存在に思えるのです。フットサルのゴールキーパーだった藤本つかさ選手、もしかしたら繋がっているのかもしれません。

ドロップキックだけで人を魅了

藤本つかさ選手の凄さは使用する技の精度、美しさ、破壊力、そして閃きでもわかります。得意技でもあるドロップキック一つでも説得力が違います。一つの技を磨き上げ高い完成度を極めたドロップキックは「銭の取れるドロップキック」と称賛されるほどです。さらにドロップキックで2人同時に攻撃したり、時にはタッグパートナーを踏み台にして仕掛けることも。素晴らしい身体能力の成せる技なのです。

オリジナリティある技の数々

藤本つかさ選手には多数のオリジナルの技があります。その全てが他者にはなかなか真似できない高い難易度の技ばかりです。
フィニッシャーに良く使われるビーナスシュートはアタシも大好きな技で見れればラッキー、たくさんシャッターを切ってしまう技です。

得意技の一つであるツカドーラ。このスピードで丸め込む技術も素晴らしいですが、誰にも真似できない身のこなし方に驚かされます。この素晴らしい技を海外のファンも絶賛しSNSでも話題になりました。

When I first played in America 10 years ago, a foreign player asked me, "How do you play Tsukadora?"I was happy that it was conveyed!It's like Tsukadora is buzzing overseas right now! pic.twitter.com/0PPPqVXmcK

— 藤本つかさTsukasaFujimoto (@tsukka0730) February 10, 2021

他にも卍固めやインフィニティ（高角度式のラ・マヒストラル）など、技が多彩なのも魅力です。

2021年6月現在、藤本つかさ選手はアイスリボンのシングル王座である「ICE×∞王座」を保持しています。名実ともにアイスリボンのトップ選手です。実際に藤本つかさ選手の試合にハズレ無しで初めての女子プロレス観戦にオススメの選手です。男子のプロレスとは一味違う、女子プロレスの魅力に触れてみてはいかがでしょうか？

今回は藤本つかさ選手のことを書かせていただきました。本当に凄い選手でアタシも大好きなのですが、ファンもたくさんいて愛されている選手だと思います。今では所属しているアイスリボンにとどまらず、たくさんの団体で活躍されています。もし今回の記事で少しでもご興味が湧きましたら是非とも会場に足を運んでみて下さいね！！

※この記事を読んでいただき有難う御座います。もし宜しければ💗を押してくれると嬉しいです。