好きな選手のことを書いちゃうぞ 002 高瀬みゆき編
スタートするのに約半年かかりましたが早くも第2回を書きます。今回は誰の事を書こうか悩みましたが高瀬みゆき選手のことを書こうと思います。
高瀬みゆき選手は2017年1月15日にプロレスデビュー、Actwres girl'Z(アクトレスガールズ)という団体に所属されています。この団体のコンセプトが「女優によるプロレス」であり綺麗な選手が多数在籍している華のあるプロレス団体です。アタシは観戦する団体がかなり偏っていましてアクトレスガールズという団体に当初興味がありませんでした。もちろん高瀬みゆき選手のことも知りませんでしたし、初めて高瀬みゆき選手を見たのも他団体に参戦していた時でした。
アタシの過去のツイートから初めて高瀬みゆき選手を見たのは2017年6月4日のプロレスリングWAVE 後楽園大会。その時は知らない団体の知らない新人選手という感じでした。
ただ入場時にベリーダンスなどに使われるファンベールを使ったパフォーマンスがあって、全く無知なアタシでも高瀬選手の舞う姿がキレイで記憶に残っています。これがキッカケなんですけどプロレスリングWAVEを観戦した時にちょくちょく見かけるようになります。そして何度か試合を見ていくと何かに惹かれていく気がしたんです。その時のアタシには何に惹かれているのか良く分かりませんでした。今思うと・・・
あ、眼だ。あの真っすぐな眼に惹かれたんだ!!
今思うとあの眼、あの眼に惹かれたんだと思います。負けたくない、そんな気持ちが伝わってくるんです。プロレスラーってリング上では観客の視線を集める存在じゃないですか、きっと女優さんが立つ舞台と近いものがあると思うんです。そしてプロレスラーも女優さんも観客に気持ちを伝えることが出来るかが重要な要素だと思うんですよね、高瀬みゆき選手は眼だけでそれを伝えられる選手なんじゃないかと思ったのです。
そして2018年1月26日に初めて所属しているアクトレスガールズの興行を観戦、その時は先輩であるSAKI選手との対戦がありました。SAKI選手は高瀬選手よりも4年以上も先輩で実力的にも差がありました。そんな2人のマッチアップ・・・。
眼力が凄い、表情では負けてない!!
表現者としてこの表情が出来るって凄いと思うんですよ。気持ちが見ている者にダイレクトに伝わるって素晴らしい、実力的には劣っていたとしても気持ちだけは負けないぞという意思が伝わってきました。こういう部分ってすごく大事だと思うんですよね、アタシの中で高瀬みゆき選手が目が離せない存在になった気がします。
そして運命の対戦を見ることになります。2018年4月6日、プロレスリングWAVEの新木場大会。同団体のシングルリーグ戦「Catch the WAVE」の公式戦で水波綾選手との対戦でした。水波綾選手はキャリアも13年以上離れている先輩レスラーで圧倒的な実力差。この公式戦も水波綾選手が勝って当たり前、後輩レスラーに胸を貸す試合になるだろうと思っていたのです。
一歩も引かない、バッチバチのシバキ合い!!
見ているこっちが心配になるぐらいの真っ向勝負。技を受け、技を返す。気持ちで負けるわけにはいかない意地の張り合いがありました。キャリア的にも高瀬みゆき選手の方が圧倒的にキツイ試合だったと思います。でも自分の持てる力を全てぶつける、中途半端に体力を残す気はさらさら無いという感じがしました。こんな試合を見れる機会ってそうそう無いと思います。
そして・・・
頭突き!!
気合のラリアット!!
全身全霊で放ったラリアットであわや!!という場面まで作った高瀬みゆき選手。きっと体力的には限界を超えていたんじゃないかと思うんですが、気持ちで戦い続けるんですよね。こんなの感動するにきまってるじゃん、もしかしたら勝てるかも!!そんな気すらしていた矢先に・・・
ラリアットの倍返し!!
そして・・・
最上級のフィニッシャー炸裂!!
水波綾選手のフィニッシャーであるホットリミット(変形のツームストンパイルドライバー)で試合を決めたのです。これってかなり意味のあるフィニッシュだと思うんです。キャリア、実力差を考えても最上級のフィニッシャーを出させたって、ある意味「認めた」という事だと思うのです。しかも他団体の新人選手ですからね、高瀬みゆきという存在を刻み込んだ証なのかなってアタシは感じました。本当に良い試合だったと思いますし、高瀬みゆきというプロレスラーにとってのターニングポイントだったんじゃないかと思うのです。
この試合がキッカケだったかは分かりませんがその後の活躍は素晴らしく、今では人気も実力も兼ね備え、肉体的にも大きく変化し、たくさんの団体に参戦する選手になりました。きっと真っ向勝負で自ら切り開いて勝ち取った評価だと思います。
2019年11月6日、高瀬みゆき選手はアクトレスガールズのシングル王座を戴冠、2021年6月現在ではW.W.W.D認定世界タッグ王座(ワールド女子プロレス・ディアナ認定)を保持するトップ選手となりました。
今では大人気の高瀬みゆき選手。コミカルな試合もシリアスな試合も出来る選手ですが、あの眼が見れるハードな試合が一番魅力的な気がします。いつかまた心を揺さぶられるような痺れる試合が見れたらいいなぁ。
高瀬みゆき選手の魅力もまだまだ語りたい選手なので続きはまたの機会に。という感じで今回は終了です。
※この記事を読んでいただき有難う御座います。もし宜しければ💗を押してくれると嬉しいです。