USCPA試験の振り返り
はじめに
こんにちは!noteご覧いただきありがとうございます。今回はUSCPAを完走したこともありますので、これまでの受験の振り返りをしていきたいと思います。受験生に向けての勉強のノウハウというよりは、1受験生のUSCPA受験〜合格、合格後の物語だと思って軽い気持ちでご一読いただけると嬉しいです。いつもX(Twitter)投稿してる寄稿者がどんな人なのか興味がある方は最後まで目を通してみてください!笑
(ヘッダー画像を魔女の宅急便のキキにしているのは、寄稿者とキキとは重なる部分が多いからです。詳細は別途noteで書こうかしら。)
寄稿者の経歴
(詳しい経歴を話すと身バレする可能性が高まるため、ふわっとした経歴をお話しします。。)
某大学学部卒(会計専攻ではない)
現職は、ITがらみの業務コンサルタントをしてます
USCPA取得を目指した理由
1. 今の仕事に直接活かせる資格だった
現職では主に経営企画 / 経理に対してソリューション提案やコンサルティング〜システム導入をするような仕事をしているため、必然的に会計業務を知る必要がありました。また、ソリューション提案する際の製品が欧米のアプリケーションであり、IFRSがベースになっていたり、英語が標準言語だったこともあるので、「IT x 会計 x 英語」といった3種の神器が現職で求められていました。このキーワードからUSCPAには自然と惹かれることとなりました。
2. 海外志向が強い / 海外でも活かせる武器が欲しかったから
幼少期に海外の人たちと触れ合う経験があったのと、大学でも長期で派遣留学をしていたため、海外志向は比較的強いタイプの人間です。また、父親が駐在 / 現地就職をしている姿を間近で見ていたので、自然と自分も海外で働いてみたいというキャリアが見えていました。仮に海外で働こうと動いた際に少しでもそのチケットを掴み取るためには何かしらの箔がある方がベターだと考え、USCPAの受験を検討しました。
3. 憧れの消化
USCPA界隈では割と有名な「もりおるーてぃん」さんがMBAを目指す理由という動画で「憧れの消化」とおっしゃっていました。私自身もUSCPAを知ったきっかけは大学3年生の就職活動をしていた時で、当時USCPAを知った時は「なんかかっこいい。いつか自分もUSCPA取るやろな〜」っとなんとなく思っていました。勉強を始めようと決意した当時は、この憧れを憧れのままにしたくないと思って申し込みをしていました。(後付けの理由かもだが)
アツい系のvlogはなんとなく敬遠していましたが、もりおるーてぃんさんのMBAを目指すきっかけの動画を見てからは、もりおさんを応援したくなりましたので、ご興味ある方はこちらの動画を見てみてください!! https://www.youtube.com/watch?v=i97sboEDLNY
各科目の振り返り
全体スケジュール
まず、スケジュール感はこんな感じでした。
各科目について、勉強法は別の記事にまとめています。ここでは一言二言で各科目を勉強していた頃を思い出して感想をお伝えします。
FAR
勉強習慣を身につけるのに時間がかかったので、他の科目より準備に時間がかかってしまいました。USCPA試験をする上でのファンダメンタルな要素はFARを通じて身につくことができたので、1科目目にFARを選ぶのが妥当だと思います。試験後の手応えと結果は結構乖離していた記憶です。
AUD
正直「AUDを制するものがUSCPAを制する」というくらいには苦しかったです。その分、身についたAUDの知識は仕事で大いに役に立っており、苦しかったものの頑張って勉強してよかったと今では思います。
REG
REGで私が狂ったように毎日投稿をしたことをきっかけに、X(Twitter)界隈でたくさんの仲間ができました。REGの内容云々というよりは、たくさんの方と頑張れたこともあって一番記憶に残り、USCPA受験で1番楽しかった期間でした。
TCP
最後に受けた試験でした。最終戦になると息切れが激しく、勢いは衰えていました。42.195kmのマラソンを走ったことはないですが、最後の数kmがとても遠くなるとはこういうことなのかとひしひしと感じました。
BAR
正直この科目は合格できてないので、よく分かりません。ただ、ファイナンスの勉強はとても楽しかったです。キャッシュフローの計算ロジックはコーディングかExcel関数を仕込んでおけばいいのにとか思いながら、Excelでカタカタ計算した思い出があります。
USCPAを勉強していてツラかったタイミング
1. AUDのFail
FAR合格後に受験したAUDがFail。たった1回のFailでしたが、結構メンタルに来ました。FARが上手くいったので相当過信していた時期なので、ようやく現実を見ることになりました。今まで通りの勉強ではいけないと悟ったと同時にこれ以上頑張らないといけないのかという焦燥を感じました。
2. BAR受験
Evoになって早々に受験したBARでしたが、想定以上に難化しており、Evo受験生として絶望を感じました。旧試験で合格すればよかったとBAR受験後何回も頭の中でぐるぐる考える日々を過ごしました。
3. TCP終盤
最終戦は息切れが酷く、短い期間ではありましたが非常にツラかったです。この時期は、同時期に受験していた仲間が完走していく姿を見ていたので、焦りと嫉妬心でなんとも言えない気持ちを抱えながら勉強をしていました。
USCPA完走して得たもの
1. 会計知識
まあ当たり前ですが、会計周りの知識はそれなりに得ることができました。USCPAを学習する前に簿記2級はすでに取っていたのですが、短期戦でほぼ暗記ゲーみたいな感じでたまたま受かってしまっていたので、会計の本質的なところをUSCPAを通じで再度学習することができました。仕訳の本質的な考えを身につけたおかげで、仕事の中でも「この考えならこの会計基準でこう仕訳をしないといけないのでは?」と自分よりも1周り2周り上の方と建設的な会話をすることもできるようになりました。
2. 勉強習慣 / プロセスの確立
社会人1年目の終盤に受験を決意して勉強を始めましたが、社会人になって早々のタイミングで勉強習慣を身につけることができたのはとても大きな財産だと思います。目標を立てて実行することを経験し、一応成功体験を得ることができました。この方法論は今後勉強以外でも使い回すことができると思うので、非常にいい成功体験ができたと実感しております。
3. 自信
受験を終えられた方のほとんどがおっしゃっていると思いますが、相当自信がつくと思います。成功体験を得られたこともですが、「USCPA」という箔があるだけで、今までお会いすることがない業界や会社からお声がかかってきます。また、友人やお世話になった方に合格を報告するとたくさんのおめでとうをいただくことができました。それなりに権威のある資格なので、取得後はあたかも背が伸びたかのように自分が大きくなったように感じます笑
4. 仲間
個人的には「仲間」の存在は想像以上に大きかったです。私が最後まで完走できた理由はX(Twitter)界隈でお世話になった方々がとても大きいです。いい報告があれば自分のことのようにおめでとうの言葉をいただいたり、ツラい時期は励ましの言葉もたくさんいただきました。勉強方法に悩んでいた時期は、前を歩いていた先輩の足跡を辿ってマネしてみたりもして、実際合格することもできました。社会人になってからもこういう出会いができてとても嬉しいです!ぜひこれからもよろしくお願い申し上げます!
受験生へのメッセージ
受験生の皆様。仕事の前か後に勉強されてますでしょうか。もしくは大学の授業を受けながら勉強されてますでしょうか。子育てしながらでしょうか。本当にお疲れ様です。
まず、USCPAを受験しようと決意したことはとても大きな決断だったと思います。現状を変えようと思っていたり、今後のキャリアのために色々考えて始められたと思います。とても素敵な決断だと思います。勉強を決意したことを後悔しないよう、いい結果や経験が得られることを祈ってます。
周りの同期や友人は休日に旅行に行って楽しそうにしている傍らで自分は心を鬼にして勉強に励まれてると思います。その結果は今後何十年にもなって複利的に大きくなると思います。苦しくなったら、ぜひ仲間を頼ってみてください。その人たちときっといい結果を共有できる日が来ます。
(自分もかつてそうでしたが、)仕事、勉強、プライベート上手くいかない人もいるでしょうか。少し休憩しましょうか。まず何よりも「自分」を大切にしてみてはいかがでしょうか。仮に勉強や仕事が上手くいっても、自分が健康でなければ、その果実を上手く享受できないと思います。しんどい時期もあると思いますが、そんな時こそ自分のことを労ってあげてください。相談できる人がいれば相談するとgoodです!
また、難しいですが、苦しい時期を楽しめると尚良いです。苦しい時期ほど人間を大きくしてくれるチャンスなので、「これまさに試練の時期か〜」みたいなノリで人生を楽しめると気持ちも楽になれます!そんなこと言ってますが、無理せず自分のペースで前に進んでゴールテープを切っていただけると良いと思います。
頑張っている皆さんはとてもカッコイイです!惚れてまうやろー!!
最後に
最後までご覧いただきありがとうございました!noteでUSCPAについて書くことはこちらで最後になると思います。何か勉強する中で疑問があればぜひX(Twitter)で質問していただけましたら、できる範囲で回答いたします!(アカウント:@hah_uscpa)
1人でも多くの方の夢や目標が叶うことを心から願っております。
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