餃子ですべてを後悔してみないか?、の話
みんな、餃子、好き?
いや、餃子が嫌いな人はそうそうおらんとは思うけど、
それぞれに好みの餃子はあると思います。
鉄鍋でしっかり焼かれたパリッパリの焼き餃子だとか、皮がもちもちしててツルッといける水餃子だとか、
あるいは点心で出てくるようなエビの蒸し餃子であったりだとか。
この世に生きる人間の数だけ、餃子の好みはあるというものです。
というわけで、俺が好きな餃子の話。
▽餃子ですべてを後悔してみないか?
マジで、言いたいのはそれだけです。
俺はこの餃子を知ってしまったことで、それを食べるたびに後悔するようになってしまいました。
大阪の日本橋、オタロードに「饉ト餫」という、「大衆中華」の看板を掲げる店があるんですよ。
「饉ト餫」と書いて「きんとうん」と読みます。
まぁ、確かに「大衆中華」を名乗るだけあって、お高い店ではない。
なんなら量がそこそこあるので、割安感は感じさせてくれる。
だいたい一人で行くことが多いんですが、行くといつも、「肉汁餃子定食」と「唐揚げ」を頼みます。
もはや俺の定番オーダー。
ここは餃子単品だと、一人前が5個なんですが、
肉汁餃子定食にすると、二人前=10個ついてきます。
ぶっちゃけ俺は、この10個でも足りない。
許されるのであれば、追加で単品2皿頼んで、餃子20個にしたいくらい。
とはいうものの、そこはさすがに遠慮して、代わりに唐揚げを頼んでるんですけどね。
でも、20個にしたところで、どうせ「やっぱ足りねぇ」ってなっちゃうんだろうな。
▽何がそこまで魅了するのか
で、まぁ、先にも述べた通り、ここの餃子がマジで俺好みなんですよ。
皮がもちもち系で、噛むとジュワッと肉汁が飛び出してくる。
焼き目はそれなりについてるんですけど、パリパリ系ではないので、そこで好みは分かれるかもはしれない。
こういうのが好きな人だったら、絶対にハマるはず。
あと、味が結構しっかりしてるので、数を食べても飽きないんですよねぇ。
だから、定食についてくる10個でも物足りなさを感じてしまうわけで。
餃子の話からは離れちゃいますが、その穴埋めのための唐揚げも、普通にうまいんですよねぇ。
こんな食生活してるから、俺は痩せへんのです。
▽結局のところ、「後悔する」とは?
有り体に言うと、
「この餃子を知ってしまったこと」
に、まず後悔することになります。
さっきも言った通り、こういう餃子が好きな人にはマジで刺さるので、
まずはこの餃子を知ってしまったことに後悔することになります。
そして次は、
「この餃子を食べてしまったこと」
を後悔します。
実際問題、俺は定食の10個を一つずつ食べていくたびに、
「あぁ、減っていく・・・」
「あと残りこれだけだから大事に食べよう」
「しまった、あと2個になってしまった」
「最後の一つだ・・・」
と切実に感じながら食べています。
そして、最後の1個を食べたときには、
「あぁ・・・今日もこの餃子を食べきってしまった・・・」
という後悔に囚われる羽目になります。
これだけは、何度食ってもそのたびに経験するし、同じ過ちを繰り返してる気持ちにしかならない。
基本的に一人で行くことがほとんどなんですが、
時には友人を連れていくこともあります。
そりゃもう決まってるでしょ。
同じ目に遭わせるために、ですよ(人間のクズ)
そして、それらの友人も、この餃子が刺さる人にはマジで刺さるみたいで、刺さった友人たちとの間では、
「オタロで後悔しに行ってくる」というのが、「あの店で餃子食ってくる」という意味になってしまいました。
▽くれぐれも言いますが
人間の数だけ好みの数があるわけなので、この餃子を食べても刺さらない人は当然います。
実際、ここに連れていって餃子を食わせた友人にも、
「確かにうまいし、それは間違いないんだけど、俺の好みではない」と言う人はいました。
ちなみに、そいつの好みは王将の餃子だそうです。
ただ、「普通にうまいのはうまい」というのは認めているので、
気になった人は食べに行ってみたらいいと思います。
もし食べに行ったら、ご意見をお聞かせいただけたらな、と。
今日は、餃子ですべてを後悔してみないか、というお話。
はぐりはるひさがお送りしました。では、また。