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RIZAP株主必見!翌日株価が爆上げした四半期決算説明会のポイントをまとめてみた(2024/2/14)株価予想おまけ
RIZAPグループ(証券コード:2928)の2024年3月期 第3四半期決算説明会が2/14に行われました。
この記事では、決算説明会の内容を「初めてRIZAP株を買った方」にもわかるようにポイントを絞って解説しています。
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なお、決算説明会資料(全95ページ)から内容を抜粋しています。また、わかりやすくするために、資料のスクリーンショットを掲載しています。
今回の決算でこれだけ知っておけばOK!10のポイント
①通期業績予想を上方修正
今回の決算のキーワードは「chocoZAP事業の早期黒字化」です。これにより、2023年10月26日に発表した通期業績予想から、営業利益+27億円、最終利益+21億円、上方修正しました。
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②chocoZAP開始以来、初の四半期単体での黒字を達成
chocoZAPが開始して本格的に投資をして以来、初めて四半期単体でプラス11億円の黒字を達成。第4四半期も増益幅が拡大の見通しです。
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③chocoZAP事業、11月度以降単月黒字を継続中
会員数100万人を達成し、24時間フィットネスジムの会員数No.1になった2023年11月以降、chocoZAP事業は単月黒字を継続中。事業単体で早期黒字化に成功しています。
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④chocoZAP、会員数・店舗数ともに増加
chocoZAP会員数は、過去の増加数と比較するとやや落ち込み、プラス11.4万人で112.4万人(2/14時点)となりました。下期(2023年10月~2024年3月)は黒字化のために広告費および出店を抑制していたため、会員数の伸びは「踊り場」となりました。
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chocoZAP店舗数も出店抑制の影響により、伸びが緩やかになりました。2/14時点の店舗数は1,333店、全国44都道府県に展開しています。
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決算説明資料10ページより
⑤借入金および自己資本比率は健全化の見通し
「chocoZAP事業の早期黒字化」に伴い、借入金増加ペースはピークアウトする見通しです。黒字化により得た利益を投資に回していきます。
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瀬戸社長が身銭を切った資本性劣後ローンが資本に計上されるため、2024年1月末時点の改善が際立って見えます。自己資本比率も今期以降改善の見込みです。
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⑥下期は広告費および出店を抑制、品質向上・管理体制強化に注力
第4四半期も引き続き広告費および出店を抑制し、四半期単体での黒字化を目指します。そのため、会員数や店舗数が一時的に落ち着く「踊り場」を挟みますが、来期以降の会員増加ペース再加速に向けた基盤を創ります。
継続率の向上には、マシン故障率の改善が欠かせません。故障率は凸凹はあれど改善傾向となっています。また、故障通知後48時間以内の対応率は90%に迫っており、故障から改善までの対応がかなり早くなっています。
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マシン故障だけでなく、衛生状況・AI監視カメラ・備品補充などの管理体制も強化し、顧客満足度の向上に努めます。
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⑦中期経営目標の営業利益およびchocoZAP店舗数を更新
中期経営計画は「chocoZAP事業の早期黒字化」により、当初計画を上回り順調に進捗中です。
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そのため、もともと中期経営目標として掲げていた26年3月期に営業利益300億円に加えて、27年3月期に営業利益400億円を追加目標に設定しました。
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また、chocoZAP店舗数についても、もともと中期経営目標として掲げていた26年3月期に2,000店舗を上方修正し、2,800店舗としています。また、27年3月期には3,800店舗とすることを追加目標としています。
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それ以降の将来を見据えたchocoZAPの店舗数について、10,000店舗以上を目標に展開することを想定しています。日本の「健康インフラ」の地位を築こうとしているのがよくわかります。
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出店余地については、chocoZAPの商圏範囲が小規模であることを踏まえ、コンビニのように全国各地に出店する余地があるようです。
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⑧事業の順調な推移により、投資回収時期が前倒し
出店初期段階の投資(内装・マシン、広告宣伝、スターターキット)を前倒しで進めた結果、先行投資を回収する期間を前倒しすることができ、「chocoZAP事業の早期黒字化」に成功。chocoZAPは一般的なジムと比べて地代家賃が半分、水道光熱費や減価償却費・人件費を10分の1に抑えられており、利益率が高いビジネスモデルです。
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⑨広告プラットフォーム事業「chocoZAP Partners」開始
chocoZAP事業の新たな収益源を増やすべく、広告プラットフォーム事業をスタートさせました。
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chocoZAPの会員向けに店舗サイネージの広告やサンプリングの体験を提供するイメージです。chocoZAPアプリから収集したデータを活用して、質の高いパーソナライズされた広告を打つことが可能になります。今までにない出会いをもたらすことで「自己実現」の支援をするという位置付けです。
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事業を本格的にスタートさせる2か月前からテストを開始していたようですが、すでに多数企業の広告出稿を予定しているようです。日用品、化粧品、食品、FP相談、転職支援など、多様な広告主の顔ぶれとなっています。
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⑩株主優待拡充および配当方針の決定
株主優待が拡充され、特別優待券も付与されることが決まりました。すべての優待を使い切れば、利回りは以前よりもはるかに高くなります。なお、株価が上昇すれば利回りが低くなるため、注意が必要です。
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2025年3月期の黒字化および安定的な財務基盤構築による配当原資の確保が前提ですが、過去に実施していた配当の方針(配当性向20%)を復活させる予定です。いわゆる「復配」です。取締役会で決議したとのことなので、正式な決定となります。
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今後の株価の見通し(太郎予想)
「業績予想の上方修正」「中期経営目標の追加および上方修正」「復配の仮決定」となるため、短期的には株価は上昇基調になると考えられます。
では、長期的には株価がどう動くのでしょうか?
2026年3月期の営業利益300億円、2027年3月期の営業利益400億円を達成した場合の太郎予想はこうなります。
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計算方法を紹介します。割引率を5%とした場合、将来の営業利益から大体の時価総額を計算することができます。
2026年3月の場合、営業利益300億円÷割引率5%=時価総額6,000億円と求めることができます。「時価総額=株価×発行済み株式の総数」で求めることができ、発行済み株式の総数は556,218,400株です。
つまり、将来の株価は、時価総額6,000億円÷発行済み株式の総数556,218,400株=1,078円となります。現在の株価342円の約3倍の株価となります。
2027年3月の場合、営業利益400億円のため同じように将来の株価を求めると、1,438円となります。現在の株価342円の約4倍の株価となります。
追記:FISCOの企業調査レポート
今回の決算説明会の内容を分析した企業調査レポートを、独立金融情報配信企業のFISCOが公開しています。こちらから全20ページをお読みいただけます。
以上、2/14に行われたRIZAPグループ(証券コード:2928)の2024年3月期 第3四半期決算説明会について、「初めてRIZAP株を買った方」向けにわかりやすく解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
長期的に株価が伸びる可能性の高い銘柄となります。RIZAPまたはchocoZAPに将来性を感じる方は、ぜひ、長期保有をしてみてください。