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BABYLONの感想など(ネタバレあり)
Twitterで見える部分を適当な文字で埋めますねわ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
『セッション』で話題になったデイミアン・チャゼル最新作。【映画】という巨大なものの一部になりたいと願い、一瞬だけ輝いたスターたちの物語。
・いや多分、自己愛がすごい!
監督そっくりの風貌をしたメキシコの象使いが、パーティで機転を利かせてスターのお付きになる。
映画界激動の1920~30年代アメリカで、「映画の一部でありたい」との願いを叶えた彼は、しかし速やかに凋落していく。
大衆に消費されゆくスターが、次々と死んでいく中で、「僕なんかただのメキシコ人だ」と立ち返った青年は帰郷する。そして、しがない映画館のスクリーンで、かつてスターが遺してきたミーム、そして自分がその一角であったという事実を感じ、誰もが笑う劇場内でひとり涙して幕を閉じる。
スゲ~~~~いい筋書き。
幾つものシーンから、監督が映画に対して抱く熱っぽさが直球のセリフで伝わってくるのも含め、『【俺】と【映画】について描いてやるぜ~~』の気迫を感じた。
また、彼と対になるジャック(ブラピ)、ネリー(マーゴット・ロビー)も熱い映画論、下剋上の魂が込められており、群像劇ながら『主演は俺!!!!!』がありありと伝わってきて良い。
このテーマや煮えたぎるような作風は非常に好きで、特に前半部は100点花丸!!!!と思えたが、ヘビファイト辺りから如実に進行が遅くなった感があって、そこは30点くらいだった(何様?)。
これは多分、色濃いコメディ要素がなくなっていくから、この映画本来のゆったりとしたペースが露骨になってしまったからな気もする。
でも面白かったです。もう一回見るのは時間的に苦しいが……
よし、じゃあそういう感じで、読んでくれてありがとね~~~~~~~~~~~~~