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夜の満ち干き

夜の方が私は好きだな、でもあの子が夜がこわくて泣いているなら夜なんてなくていいと思う。
世界は、誰も痛くないで欲しいし世界は、出来るだけ無痛で終わってほしい。
心が澄んでいる子程ログアウトするこの世界で、どう永遠の光を見い出せばいいのか、あの子が泣くなら私は私の全てを使ってでも抱きしめたい、居なくならないで
居なくならないで、
でも、止めた先、こんな世界は変わらないし多分、大人になる程、大人になったから世界に絶望することが増えて、二の足を踏むけれど、でも居なくならないで欲しい。

揺らぐ 揺らぐ ゆらぐ世界で一瞬の永遠を見つけた瞬間、空間、名前も顔も知らない なのに温かく、輪を感じる瞬間、窓を開けて寝る夜、秋と冬の架け橋、春と夏の狭間、あの一瞬のような

私は、やっぱり居なくならないで欲しいの
こんなどうしようも無い世界だけど、生きる事は常に酸欠、呼吸は狭くて息が詰まる、苦しいよね。
頭に血が回らないから、あぁじゃあもういいか、と思うよね。
たとえ血が繋がっていなくても、たとえ私があなたと同じ性別でも、私はあなたを愛していて、それだけの理由で消えて欲しいわけなくて、生きていてよかったと、思える日が来ることを一緒に見つけたいから生きていて欲しい、それじゃだめかな

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二人だけの秘密だよ

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