【簿記3級・独学】2か月で合格した私の勉強方法4選を紹介
独学で勉強しようと決めたは良いけど
・勉強方法が分からない
・このまま勉強を進めて合格できるのかな
そう考えていませんか?
ですが、独学で簿記3級は十分、合格が可能です。
なぜなら、資格試験に挑戦するのが10年ぶりの私でも2か月の独学で合格出来たからです。
本記事では、私が実践した勉強方法をご紹介します。
この記事を読んで、独学で進めることに迷いが消えると嬉しいです。
勉強方法を簡潔にお伝えすると、
・YouTubeで学習動画を最低2周視聴
・模擬試験サイト・テキストで反復練習
・分からない箇所はAIツールを使用して、AIに解説してもらう
・隙間時間はアプリで学習
です。ぜひ参考にしてみてください。
筆者プロフィール
・1歳児を自宅保育中。平日ワンオペ育児
・高卒。資格試験に挑戦するのは、約10年ぶり。
・数字にとても苦手意識がある
子供が起きている時間は集中して勉強が出来ません。
1日平均3時間程度の学習時間を確保し、学習から1か月半後の試験は68点で不合格。それから2週間後・2回目の試験では88点で合格することが出来ました。
合格率と必要な勉強時間
簿記3級の合格率は実施回により多少の推移はありますが、平均して50%前後となります。
2級・3級受験者データ(ネット試験)
3級受験者データ(統一試験)
日本商工会議所Webサイトより
また、簿記3級の合格に必要な勉強時間は約100時間と言われております。
簿記3級の受験方法
受験方法は2パターン。
・毎年2月、6月、11月の3回実施されるペーパー試験(統一試験)
・ 随時受験が可能なネット試験
私は自分で試験日を設定したかったので、ネット試験を選択しました。
簿記3級・私にとっては思っていた以上に難しい試験だった
受験情報を収集した感想は
「これなら苦労しなくても合格出来そう。」
「合格率50%前後なら楽勝でしょ」そう安易に考えておりました。
ですが実際学習を始めると私にとっては非常に難しい内容が多く、「なぜこんなに合格率が高いのだろう…私は本当に合格出来るのだろうか。」と不安を抱えていました。
簿記3級・受験情報の収集
私は随時、受験可能なネット試験を選択しました。
受験情報の収集のため、こちらのサイトを利用いたしました。
cpa learning 簿記3級ネット試験対策
こちらの動画は試験の申し込み方法や試験の流れを把握するのに、大変参考になりました。
学習開始前に受験申込をする
受験情報を収集した後、すぐに料金を支払い受験申込を済ませました。
受験日を1か月半後に設定。理由はちょうど1か月半後に帰省をする予定があり、スッキリした状態で帰省をしたいという気持ちが大きく少しタイトなスケジュールかな、と思いつつ申し込みました。
ですが、自分に少し負荷をかけるくらい短めな期限を設定した事が、功を奏しました。
受験日が迫っているため、「今日は眠いし勉強はお休み!」「やる気が出ないから今日は寝よう」等の言い訳は、受験が迫っているため言ってられません。
また、短期集中することで中だるみもしませんでしたし、モチベーションが下がる暇もありませんでした。
結局、1か月半後の試験には2点足りなく不合格となってしまいましたが、2週間後の試験に88点で合格することが出来ました。
簿記3級・私の勉強方法4選
1.YouTubeで基礎を身に付ける
簿記について、右も左も分からない私が簿記の基礎を学んだのが、
【簿記系YouTuber?】ふくしままさゆきさんの【ゼロからの簿記3級講座 '24年度版】の動画です。(全講義26回)
とにかく説明が分かりやすいです。簡単な例を出して問題を解説してくださるため非常に分かりやすく、また説明画面がシンプルなのでとても見やすかったです。
最長で48分ほどの動画がありますが、おおむね1回20分前後の講義が多く苦痛になりませんでした。
私は動画を視聴しながら、自分なりにノートを作って理解を深めていました。
動画ごとに簡単な問題文が概要欄にあるので、自分がどれだけ理解しているのかが分かります。
問題によってはコメント欄に分からない問題の解説をしている、ありがたいユーザーさんや、「だんだん難しくなってきた~」等のコメントもあり、「そう思っているのは私だけじゃないんだ。」と、勇気づけられていました。この内容が全て無料で受講できることに大感謝でした。
こちらの動画を2周ほど視聴して、基礎を身に付けました。
2.ネット模擬試験・テキストで反復練習
基礎を固めたらいよいよ模擬試験やテキストで過去問をひたすら解いていきます。
私が利用したサイト・テキストは下記2つです。
1.ネット模擬試験サイト
日商簿記3級 ネット模擬試験
こちらのネット模擬試験サイトのメリット
・本番と同じ形式で模擬試験を受けることが出来る
・無料で受けることが出来る
・何度も解くことが出来る
2.テキスト
2024年度版 スッキリうかる日商簿記3級 本試験予想問題集
私は2023年度版をメルカリで安く購入し、合格後はメルカリへ出品、数日後に売れました。
こちらのテキストメリット
・予想問題9回・ネット模擬試験5回分、合わせて14回分を解くことが出来る
模擬試験に取り組むと
・電卓の打ち間違いが多発、問題文を理解することや、解くことに慣れていないので膨大な時間がかかる、どうやって解けば良いか分からない…など、積み上げてきた自信を一瞬で打ち砕かれる状態に。模擬試験の結果も30点台、40点台。
「あれ、あんなに勉強して基礎を身に付けたはずなのに本当に合格出来るのかな?」「私って簿記に向いてないのかな?」と、すごく自信を失っていました。
しかし、この不安は実践問題を何度も解くことで解決されます。
基礎が身についていたので、問題パターンや解き方に慣れるとだんだん解けるようになりました。
分からない・苦手分野の問題は、YouTubeを繰り返し視聴して理解を深めてまた問題を解く。何度も解いているうちに、問題に慣れて読み解くスピードも上がり、自然と電卓の入力ミスも激減しました。
試験直前ではどの模擬試験を解いても平均80点台になり無事、合格することができました。
3.AIツールを利用して解説してもらう
独学の大きな壁、それは
・問題の解説を見ても理解できない・解けない
・問題の意味が理解できない などなど
幾度もそんなことがありました。そんな時はAIツールの利用をおすすめします。
主にChatGPTやPerplexity AIの使用です。
使い方は、
1.問題文を入力
2.答えを入力
3.なぜこのような答えになるか分からないので解説して下さい
と指示出しをする
上記の通りです。答えを入力しないと、誤った答えを導くことがあるので、答えは必ず入力して下さい。
それでも分からない時はAIに細かく指示出しをします。
・もっと分かりやすく解説して
・簿記初心者にも分かりやすく解説して
上手く活用しましょう。
その他にも、勘定科目について5つのグループ(資産・負債・費用・収益・純資産)のうちどれに当てはまるのかをよく、AIを使用して調べていました。
AIは完璧ではなく、誤りもあることを必ず念頭に置いてください。
サポートしてもらう程度に使用することをおすすめいたします。
4.隙間時間はアプリを使う
アプリ:簿記3級 解説付き問題集-仕訳入門や学習法も充実
しっかり腰を据えて問題を解く環境にはないけれど、ちょっとした隙間時間はある、そんな時におすすめするのが、上記のアプリです。
手軽に問題を解くことが出来ますし、無料で使えるため時間の有効活用にぴったりな学習方法でした。
簿記3級に合格するためのおすすめ対策
1.第2問は、対策が必要
確実に合格するため、簿記3級・第2問も対策をすることをおすすめします。
受験情報を収集する中で
・第1問、3問の配点が非常に大きいので優先して解きましょう。
(合わせて80点になるため)
・第2問は余った時間で解く
この情報を見た私は「第2問は捨てて、第1・第3問だけ対策しよう!」と受験まで時間がないことを理由に、第2問はさらっと勉強する程度の学習量でした。
しかし、1回目の受験時、自信があった第3問の最初の問題が解けませんでした。
その問題が解けないと以降の問題が解けない(最初に解いた数字を使って、次の問題を解くため)→頭が真っ白になりそれに伴い、時間も足りなくなる、こんなことがありました。
その結果、第3問で思うように点数は取れず。もちろん第2問は対策していないため、点数は取れませんでした。そんな状態のため、1回目の試験は2点足りず不合格に。悔し涙を飲むはめになりました。
その回によって試験内容が違うため、第1問・3問ともに今まで解いたことがない問題に当たりパニックになることや(私だけかな?笑)、とんでもない計算ミスをすることがあるかもしれません。
そういった経緯もあり確実に合格するために、第2問は対策した方が良いと感じました。
2.勘定科目のグループをしっかり覚えよう
勘定科目が5つのグループのうち(資産・負債・費用・収益・純資産)どれに当てはまるか。こちらをしっかり覚えることで、解くスピードが上がり、正答率も上がります。
たくさん勘定科目があるため、覚えるのは大変ですが
繰り返し試験問題を解いていくと、だんだん覚えていくためまずは繰り返し練習をしましょう。
結論
・動画で基礎をしっかり身に付ける
・繰り返し実践問題を解く
・分からない箇所はAIツールを参考に理解を深める
・隙間時間はアプリを使用して学習する
以上、私が行った独学のシンプルな勉強法でした。
勉強方法に自信がない、模擬試験で合格点に達さない、簿記向いてないのかな…私もそんな気持ちと戦って学習を続けていました。
ですが、基礎を身につけて、繰り返し問題を解き続けているとある日、模擬試験で安定して80点台を取ることが出来、合格することが出来ました。
この記事が同じ悩みを持つ方の参考になれば幸いです。