仮面を取って、アホさも含めて愛される暮らしへ
こんにちは!柴田比那子です!
はぐくむのシェアハウスに住んでいます。
柴田比那子です。ひなこと呼ばれています!
大阪出身で、看護師として社会人になると同時に東京に来ました。最初は社員寮に住んでいたのですが、2022年の3月にはぐくむシェアハウスに引っ越してきて半年がたちました。2022年の8月末に看護師を辞めて、本当にやりたいことを仕事にしていこうと決め、新しい事業の開発を進めています。人と、全ての生命体にとって本当にいい会社を作っていきたいです。
”全身シャンプー”で自然な余白をつくりだす
”美しく無駄を省く”
これが私のやりたいことです。市場を広げるためにシャンプー、リンス、ボディソープって、たくさん分かれているけど、無くてもいい成分が入ってたり、余計にボトルを使っていたりします。
特別大きな声をあげて「環境に良いことをしよう!」というわけではなくて、無理せず自然な状態を生活に浸透させていきたいんです。
無駄を省くのは、なにも物理的なものだけではありません。
日々せかせかと生きている中でたくさん思考力を使っています。シャンプーもいっぱいボトルがあって混乱することがありますよね。間違えてボディソープで髪を洗っちゃったりします。笑
本当は無くてもいいものを削ぎ落として、余白を作っていくことが美しく無駄を省く作業です。
その実現のために、まずはこれ1つで髪も体も洗える「全身シャンプー」を開発中です!
=人は1日で3万5000回も決断しているって言いますからね。その中でも、”美しく”省くってどういうことですか?
本当は入れたくないのに入れてしまうという無駄を省くことです。
看護師としてはたらいている時、患者さんがついついしたくなるような事を促す関わりが得意だったんです。本当は入れたくないものを、入れなくても心地良いものだと思えるようにしていきたいですね。
大学生の時に、京都のお寺を歩いて巡るサークルに入っていて、そこで感性が磨かれていました。日本人文化の侘び寂びって、無理やり引き剥がして減らしたわけではなく、本当に必要なものだけでできている心地よい美しさだと思っています。
居心地のいい一人暮らしから、なぜシェアハウスに?
社員寮での一人暮らしは正直居心地が良かったです。
一方で、家に1人でずっといるとふさぎ込んでしまう自分も感じていました。休日も1人で本を読んだり、勉強することが多かったんですよね。
人とのつながりを感じながら生きるのが大切だと思いシェアハウスに引っ越すことを考えはじめました。一人暮らしだと「あんなことやりたい」とか「こんな人生を生きたい」など、願いを語り合える人が周りには少なかったんです。
=はぐくむのシェアハウスと出会ったきっかけは?
看護師時代に知り合って、私より前にはぐくむシェアハウスに住んでいたつっしーと久しぶりに会って、こっちに住んだら?と誘ってくれたので、私もはぐくむシェアハウスに住むことにしました。
以前、別のシェアハウスに住んでいたことがあるのですが、はぐくむシェアハウスに私が惹かれたのは、住人たちに対話する文化が根づいていたところです。人との関わりを通じて自分を知り、願いをもっと人に話したいという期待があったので、見学に来たときは、さらに期待感が高まりました。
=長年住んだ寮を出るのはチャレンジだったと思うのですが、迷ったポイントはありますか?
お金です。社員寮は家賃が安かったので、生活スタイルが変わると、生活費が倍くらいになるんだろうと思っていました。
でも、結果的に収支を計算してみたら、結局はそんなに変わりませんでした。見えていないと漠然とした不安が生まれるけれど、数字で見えると「意外といけるかも」という気持ちになることってありますよね。
シェアハウスで暮らして半年。決断とともに肩の力が抜けてスタートラインに。
この半年は激動でした。
3月〜8月はLIFE DESIGN SCHOOL(通称LDS)を通して自分の人生を見つめ、看護師を辞める決断をし、起業に向けて活動しています。
(ライフデザインスクールの詳細)
3月当初、はぐくむシェアハウスに引っ越してきたタイミングでは、看護師の仕事へのモチベーションも上がらず、かといって本当にやりたいことに向けて決断することもできず、まだまだしんどい時期でした。
ハウスのメンバーや、LDSの人と話す時間が多くなって、自分らしくいていいんだなと感じながら生きるチカラを取り戻していきました。会社や人に合わせないで”自分”で居られる時間が長くなることで、自分を認められたし、コミュニティの人たちにも認めてもらえました。
定期的にシェアハウス内でリフレクション(振り返りの対話会)をするんですが、シェアハウスメンバーのあさひやつっしーに、看護師辞めたいんだよね、と話せたのは大きかったです。1人で抱えて思い悩まず、自分の言葉で語り、それに対してコメントをもらえることも嬉しかったです。それから、メンバーの加藤さんに決断の話をしてもらいました。決断って「決めて、断つ」んだよって。その時に「よし、自分の生きたい方向に進もう」と心が決まりました。
はぐくむシェアハウスで暮らしていると、仮面をつけて強くみせる自分や、賢く思われるように振る舞う必要がなくなって、私のアホなところも出せるようになりました。
おさるさんみたいなところがある、ということでおさるのジョージって名乗ってました。笑
それを認めて、笑ってくれる人がいるのは嬉しいことですね。本当に軽くなりました。「ああしなきゃこうしなきゃ」って肩肘張らずに生きられる感覚が馴染んできました。
ひなこにとっての共に生きるとは
「お互いを認めて、お互いを活かし合うこと」
この前、地球散歩というエコビレッジの見学プログラムに参加して感じたことがあります。100人のエコビレッジで暮らしている人たちは、学歴とか障害という言葉がなくて、いろんな事情を抱えてる人はいるけど、そこにはその人の名前しか存在しない。共に生きるとは、固有の存在として認め合う。でもひとりひとりが持つ違いはあるから、パズルみたいに違うカタチの特徴をパチパチとはめていくと、コミュニティ全体のパワーも高まるんです。人と一緒にいる以上、周りも良くなる流れを作っていきたいという思いが湧き上がってくるんですよね。
=周りをよくしたいって思えるの、素敵ですね
今は、起業して周りの人に余白を届けたいって言ってるけれど、元々はそんな大層な理由じゃなくて。
お金が欲しかったらから起業しよう!とか、そんな感じだったんです。
大学三年生のときには、お金が十分になくて、海外行きたかったり、シェアハウス住みたかったりしたけど、バイト増やしても足りないような生活だったんです。
以前住んでいたシェアハウスの住人に「そんな働き方してるからずっと貧乏なんだよ」と言われて。腹は立ったんですけどね。笑
いろんな人にいい方向を向かせてもらって今の自分があるんです。
今は、生かされていることに感謝しています。この人生に吹き込まれた魂を使い込んで生きようと思えることが原動力になっています。
結果的にこのエネルギーを、周りのためにも使っていきたいと自然と思えるようになりました。
編集後記
ひなこがシェアハウスに移り住んでからの半年間。
紆余曲折ありながらも、共に暮らす中で葛藤と決断の物語を歩んできたひなこの力強さを感じます。
今では、おさるさんみたいな陽気なひなこを見られる時間が増えたように感じます。
本当にいきいきと自分のやりたいことに取り組むひなこは、他者への思いやりも持ち合わせて、はぐくむタウンの住人たちを気にかけてくれています。
ここから起業へと進むひなこのストーリーを応援していきたいですね。
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