自分の可能性にフタをせず生きられる社会の実現に向けて【コミュニティ×まちづくり】vol.1
こんにちは!
はぐくむタウンの佐野です!
今回は全3回のシリーズ企画で《コミュニティ×まちづくり》というテーマを扱います!
このnoteのトピックは3つ!
●「生きがいを表現する街」はぐくむタウン
●「人生の物語を分かちあう」街づくり
●「時間をかけてはぐくまれる」社会づくり
自分らしく生きられる環境で暮らしたい!と思っている方にはぜひ読んでいただきたい記事です。
それではいきましょう!
生きがいが重視される時代の到来
「自分らしく生きよう!」
そんな言葉が飛び交う令和時代。
その背景には、時代の変遷が関わっています。
1970年にオムロンの創業者、立石一真氏が国際未来学会で発表したSINIC理論があります。
未来予測の理論です。
「工業社会」の始まりは、モノの少ない物質的に貧しい時代だったので、人々は自分たちよりも豊かな国や豊かな人たちが持っているモノを、同じように持ちたいと物質的な満足感を最優先としてきました。つまり、「他人と同じモノを持ちたい」「他人と同じように生きたい」という価値観をもっていたのです。
しかし、最適化社会から自律社会に移行していく現在は、モノにあふれ、多くの人が物質的な富に満たされています。そのため、私たちは他人と同じモノを持つことにさほど重きを置かなくなります。それよりも、自分らしさを求め、オンリーワンであることに価値を見出し、自分らしく生きるとは何か?自分にとっての豊かさとはなにか?という問いを探求していくようになるのです。
物質的に豊かであることはわかりやすく「お金」が指標になります。
しかし精神的に豊かであることは、一律に測ることはできません。
人との繋がりに豊かさを感じる人がいれば、自然に身を投じた時に幸せを感じる人もいます。ゆっくり食事をとることで心が満たされるという人もいるでしょう。
自律社会に向かうこの時代。
わたしたちは「自分にとって豊かな人生とは」という問いに向き合いながら生きていくことが求められています。
なぜ工業社会では生きがいを表現できなかったのか。
従来の学校教育や会社組織では、偏差値や売上といった単一的な指標で個人を評価し、その指標において上位の人達には優秀、下位の人達は”出来損ない”のレッテルが貼られレベル分けをされてきました。
このような社会では、私たちの存在意義が常に"評価"と紐づくようになり、他者からの評価を得るために行動をするようになってしまったのです。
はぐくむタウンは思う存分生きがいを表現するまちでありたい
はぐくむタウンは誰もが自分の個性を発揮し、そこから紡がれる物語を分かち合うまちでありたいと思っています。
なぜ、はぐくむタウンではそれらが可能なのかをご紹介させて頂きます。
(1)一律評価から複数のモノサシへ
給料が高いほうが良い。
フリーターより正社員のほうが良い。
たくさんの活動をしている人が偉い。
はぐくむタウンは、そういった一律のモノサシで人を評価しません。いつでも複数のモノサシをもって人と関わることを大切にしています。
その人は、何に幸せを感じるのか。
どんな背景があって今の状態になっているのか。
相手が本当に願っていることはなにか。
いつでも問いから始めるコミュニケーションによって「自分はここにいてもいいんだな」という安心感を醸成しています。
(2)ハードとソフト両面の土壌
はぐくむタウンには、3つのシェアハウスとコミュニティカフェ「はぐくむ湖畔」があります。そこで住人たちの「好き」を表現する機会をつくっています。
「こんなことやってみたい」と伝える機会があること、人が集える場所があることの両面が揃って、人の可能性がひらかれるまちに育っていきます。
現在はぐくむタウンで行っている取り組みとして、はぐくむ湖畔で開催している、その人のやってみたいを応援する「たねラボ」。
シェアハウス住人が一同に介する食事会で、自分の人生をプレゼンテーションできる「タウンアブサロン」など、シェアハウスとはぐくむ湖畔、ハードな場を活用して住人たちの舞台を用意しています。
この先はぐくむタウンで実現したい舞台
はぐくむタウンで実現したいことは、単なるシェアハウスや飲食業ではありません。社会づくりをしていきたいと思っています。
そのためにはぐくむタウンでは、様々な舞台を作っていくことを目指しています。
例えば、
このリアルな場と合わせて、チャレンジを応援する文化づくりにも取り組んでいきたいと思っています。例えば、
このようにハードとソフトの両面を大切にタウンのみんなと理想の社会を作っています。
人生の物語を分かち合うはぐくむタウン
好きなことを表現していこうとする時、始めから順調に物事を進めていける人はいません。
まして冒頭で紹介したSINIC理論によれば、社会の大変革を迎えている今、これまで当たり前だったことがガラガラと音をたてて崩れていき、大きな葛藤と歪みが生まれています。
そんな葛藤多き時代には、自分が生きる意味を語り、実現したい未来に向かって試行錯誤していく、その過程の物語を分かち合っていくことが、人にエネルギーを与えると思うのです。
「物語を分かち合い、共に生きる」これからの自律社会で一人ひとりが自分の人生を生きていくことが求められるからこそ重要なテーマになってきます。
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